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仏の動物園ではゾウやパンダも仕事をしている!? エネルギー問題の重要なカギに

2013/05/18 21:05 投稿

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フランス中部・ボーバル(Beauval)の動物園が、今フランスで話題になっています。ボーバル動物園といえば、2012年1月に中国から2頭のパンダを借りる交渉にやっとのことでこぎつけたことでも話題になりました。10年間限定の貸出しではあるけれど、フランスでパンダを見たければボーバル動物園へ、ということです。


排泄物が燃料に! 動物園のエコな取り組み

今回改めてご紹介したいのが、このボーバル動物園が6月から新設予定のバイオガスプラントです。これは、動物の排泄物などのバイオ燃料でガスを発生させて再生利用させるというもの。動物園では、大量のお湯を消費するとのことで、こうしてできたガスは、動物たちのための燃料として使われるのです。

これは、フランスの動物園では初の試みとして注目を集めています。実際、40~50%のガス料金が節約できるとのことで、毎年3,000軒分のガス燃料節約に値するのだとか。


主要サプライヤーは「ゾウ」! 1日に1トンもの肥料に

また、動物の中でもゾウがバイオガスプラントの「主要サプライヤー」となっており、毎日1トン近くの肥料を提供してくれるという計算がされています。ほかにも、サイやキリンが主要サプライヤーに挙げられているのだとか。ちなみに加わったばかりの人気パンダはというと、1年で10トンという「ノルマ」が計算されているのだとか。

動物の排泄物を上手にリサイクルするこのバイオガスプラント。もはや、排泄は動物園で暮らす動物の「仕事」のようでもありますが、この試みは新たな燃料補給手段として良いお手本になりそうです。

[Le ZooParc de Beauval va se chauffer au fumier]

photo by Thinkstock/Getty Images

(下野真緒)

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