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35歳を過ぎたら粘膜美容! 妊娠力を高めるデリケートゾーンのケア

2013/05/14 08:04 投稿

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世の中には様々な美容情報があふれていますが、「粘膜美容」は聞き慣れない言葉。これは、フィトテラピストの森田敦子さんが提案する美容法。


粘液は、ストレスやダイエットで質が悪くなる!?

粘膜美容をひとことで言うと、デリケートゾーンのケアのことなんです。フランスでは、デリケートゾーンのケアは当たり前のことだそう。粘膜美容が女性にとっていかに大切か、森田さんは次のように話します。


「鼻水や涙など、粘液は異物や汚れを体から押し出すためのもの。粘液が出る=免疫力があるということです。特に女性の場合は、膣粘液をいかにたっぷり出すかが重要。


35歳までは快感を得ると大さじ3杯の膣粘液が出ると言われ、フランスでは"スプーン3杯の愛"と呼ばれています。質の良い膣粘液は、自浄作用、妊娠力アップ、感性豊かな心を育むことができるのです。


仕事でストレスを受けていたり、ダイエットで栄養が偏っていたりすると粘液の質がダウンし、免疫力が低下して風邪などをひきやすくなってしまいます。また、パートナーとの性生活がないと膣粘液の分泌量も減少。膣粘液はムコ多糖類というヒアルロン酸、プロテオグリカンという体の弾力を維持する成分でできているので、出さないともったいない!(笑)」


粘液の質が良いと白髪が減って髪にツヤが出たり、美肌などどんな美容液よりも効果的なのだとか! また粘度が高いと相手の精子を包み込み、奥まで引き込めるので妊娠しやすすい体に。粘液の質が良いかどうかは、自分で簡単にセルフチェックができます。


粘液力チェック(排卵前に行う)

<粘度>
膣へ指を入れてから出し、粘液がどのくらい伸びるかを確認。約30cm以上長く糸を引き、重力に負けないほどの粘度があればOK

<匂い>
匂いがあまりないか、少し酸っぱいくらいならOK


セルフチェックをして粘液力が低いな、と感じたら、粘液力を高めるためのトリプトファンを多く含んだ食事を心がけます。おすすめは、鶏肉と漢方が豊富な参鶏湯。もともと参鶏湯は、王の周りにいる女性のための精力剤だったと言われています。粘液力を高める食材は、下記の通り。


粘液力を高める食材

・牛スジ、鶏肉、プロセスチーズ
・ドライフルーツ(いちじく、なつめ、くるみ、ひまわりの種など)
・オメガ3を含む良質なオイル(夕方に摂ると効果的)


加齢とともに減少していく女性ホルモンと違い、粘液はパートナーとのコミュニケーション等、自分次第で増やすことが可能! 女性の美容と健康に欠かせない粘液力。まずはセルフチェックから始めてみたいと思います。


ルボア

photo by Thinkstock/Getty Images

(松浦松子)

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