夏が近づいてきて、そろそろ本気で体を引き締めたくなる頃。
ワークアウトの盛んな国といえば、アメリカです。大ブームになったビリーズブートキャンプにトライした人も多くいたはず。そんなワークアウトの本場・ロサンゼルスでトレンドになっているのが、カーディオ（有酸素運動)にプライオメトリクスを組み合わせたトレーニングです。
プライオメトリクスで効率的にシェイプアップ
カーディオは、ランニングやエアロバイクをこぐトレーニングのこと。プライオメトリクスとは、筋肉の伸張反射のメカニズムを利用し、短時間で爆発的な力を引き出すためのトレーニングのことで、多くの競技者が取り入れている方法です。単純に有酸素運動だけを続けるよりも、有酸素運動にプライオメトリクスの動きを組み合わせた方が、カロリー消費率が高くなるのが人気の理由のようです。ロサンゼルスにあるフィットネスジムでは、プライオメトリクスを取り入れたカーディオクラスもできたほど！
プライオメトリクスの動きは、日常の活動のなかでも存在しています。例えば、歩道の縁石からバスのステップに飛び乗る動きが、プライオメトリクスです。膝を曲げてスクワットをする流れで、そのまま上にジャンプをして、またスクワットの形に着地する一連の動作です。また、腕立て伏せをする際に、空中で手を一度叩いてから肘を曲げたりすると、普段のジムでのトレーニングに簡単にプライオメトリクスを取り入れることもできます。
DVDワークアウト史上最も過酷なトレーニング
さて、そんなフィットネストレンドのなかで、今アメリカで大人気になっているのが「INSANITY（インサニティ）」と呼ばれるトレーニング。これは、「激しいカーディオとプライオメトリクスの反復運動、そしてノンストップで行う力強い動きで、60日間で引き締まった最高のボディーを仕上げる」プログラムです。なんとインサニティは、DVDワークアウト史上最も過酷と言われているほどのハードなトレーニングなんです。どれくらいハードなのかは、こちらの動画で感じることができます。
このワークアウトの存在を知ったのは、アメリカ人の友人とランチをした時なのですが、明らかに前回会った時よりも彼女の顔の輪郭がすっきりして体が引き締まっていたので、一体何をしたのかと問いただしたところ、「毎日インサニティを自宅で続けている」ということでした。
夏まであと2カ月！ プライオメトリクスを取り入れたトレーニングで、気付いたらお腹や背中のお肉がすっきり取れていた、なんていうことを夢見てしまいます。
［参照元：Today Health,筋トレBIBLE,良い品ドットJP］
photo by Thinkstock／Getty Images
（佐々木祐里）
