最近日本でも観光地として人気が出てきた、フランス・バスク地方。
バスク地方は、いくつかの街から成り立っていますが、そのひとつであるバイヨンヌは「Jambon de Bayonne」と称された上質な生ハムの産地としてとても有名です。
フランスのチョコレート発祥の地
そして、バイヨンヌには、もうひとつ有名なものがあります。それは、チョコレート。フランスで初めてチョコレートを作り始めた地として、4世紀近くにも渡ってチョコレートの街として有名なのです。今でも200年前と変わらぬレシピでチョコレートをつくり続け、その歴史を誇る地元の団体が結成されました。
5月10日、11日には、「チョコレートの日」として、毎年恒例のバイヨンヌ・チョコレートのお祭りが開かれます。小さな街中でのこじんまりとしたものですが、各通りでは、本場のショコラティエが作る濃厚なチョコレートの味見ができたり、子どもたちとチョコレートづくりをしたりするイベントを企画しています。
バイヨンヌのチョコが日本でも味わえる
バイヨンヌまで行けない、という人におすすめなのが、バイヨンヌと同じバスク地方在住の日本人ショコラティエによるチョコレートの日本への空輸です。この「Morel Chocolaterie(ショコラトゥリー・モレル)」では、アトリエでこつこつと手づくりチョコレートを生み出しています。素材にもこだわっていて、フランス・ゲランド地方の塩、シャラトンのバターや唐辛子に、京都をはじめとする日本各地の抹茶や味噌を使うほど! 長い間受け継がれてきたバイヨンヌのチョコは、それだけ人に愛されてきた証でもあります。チョコ好きなら、一度は味わってみてほしいです。
[les journées du Chocolat]
日程:5月10日(金)、 11日(土)
場所:フランス・バイヨンヌの街中
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© Mickaël Metrat Mars 2009
photo by Thinkstock/Getty Images
(下野真緒)