母娘3人で作り上げたブランド
これは、子どもと、子どもの心を持ったすべての人へ向けたブランドです。スウェーデンの有名イラストレーター、スティーナ・ヴィルセンさんの母・カーリンさんが40年の教師経験を生かしてコンセプトを作り、スティーナさんがイラストを描き、姉のアンナ・ヘーリングさんが商品デザインを担当し、家族三人でアイディアを出し合い、プロデュースしています。
主人公のやんちゃな女の子に大人も共感
主人公の「リトルピンク」は大きなリボンをつけたピンク色が大好きなやんちゃな女の子。親切でやさしいけれど、「プリンセスみたいに着飾ったからって、ただのお人形さんになるわけじゃないのよ」と、まるで大人の女性のような揺るぎない信念を持っています。カッコイイ! と思わず共感してしまいました。
仲間の「ブロキガ」は、「いろんな色や形」という意味で、たくさんのブロキガは一人ひとりが違う個性を持っています。生意気だったり怒っていたり、感情豊かなブロキガたちを受け入れながら、リトルピンクはさまざまな冒険をしていきます。
一貫して掲げられるテーマは「共感」「寛容」「ユーモア」。さまざまな個性を持ったお互いを受け入れ、どんな困難もユーモアで乗り切る、そんなのびのびとした子育て観はこれからの時代に必要な価値観といえそうです。
「アニメにもエコの視点」は、スウェーデンならでは
そしてもうひとつの大きな特徴は、環境大国スウェーデンならではの「エコ」の視点。モノをとても大切にするスウェーデンの国民性が反映され、小さな頃から絵本でエコの概念を身につけることができます。そんなコンセプトが話題を呼び、「リトルピンク&ブロキガ」は国内外でのエコイベントに引っ張りだこなのです。
2011年の日本上陸以来、ステーショナリーや食器、インテリアなどさまざまなグッズが展開されていますが、大人の女性が身につけても子どもっぽくならないのはさすがです。絵本の翻訳はすべてスウェーデン出身のタレント・LiLiCoさんが担当しています。「リトルピンクとブロキガ おばけのくに」は、絵本は友人の子どものプレゼントにウケそう! このキャラクターに子どもがどんな反応をするのか楽しみです。
© brokiga & co
(松浦松子)
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