生理前から生理中は精神的にイライラしやすく、女性ホルモンの影響で体重が増えやすいとされる時期。しかし、じつは基礎代謝が活発になる時期でもあり、過ごし方によっては体の「 余分なものを排出する期間 」として有効活用することもできるようです。
「Diet Plus」から、生理前~生理中を快適に過ごすコツをご紹介します。
「生理前~生理中」期間の意外なメリット
生理前から生理中にかけては食欲が増す、甘いものが無性に食べたくなる、という女性は少なくありません。
その原因は、排卵日前後に分泌量が増える女性ホルモンのプロゲステロン。妊娠に備えて体内に水分や脂肪を蓄えようとするため、食欲に影響するだけでなく、むくみや便秘なども起こりやすくなります。精神的にも情緒不安定になりがちなので、「ダイエットを始めるなら生理後に」といった話もよく聞きますね。
ところが「Diet Plus」によると、「生理前~生理中は太りやすい」とは必ずしも言い切れないとのこと。
今まで生理前から生理中の時期は、太りやすいからダイエットを頑張っても無駄だと思っていた方も多いと思います。しかし、実はこの時期の方が体温が上がり、基礎代謝が活発になると考えられています。
このため、ジョギングやウォーキングなどの有酸素運動を取り入れると代謝が促され、体脂肪が燃焼されるような効果が期待できます。
(「Diet Plus」より引用)
生理前に体温が上がるのは、プロゲステロンの働きのひとつ。有酸素運動の効果が高まるというのは、ちょっと意外な発見でした。
さらにうれしいことに、生理期間は経血だけでなく、体内の余分なものを排出しやすい期間でもあるといいます。
老廃物を溜め込みやすい時期を経て、出血とおもに排出が促される時期が生理中だと考えられています。余計な老廃物が排出されれば、便秘の改善や、美肌効果も期待できます。ダイエットだけでなく、美容にも大切な時期だと言えるでしょう。
(「Diet Plus」より引用)
血行を良くする軽い運動には、デトックス効果を高める働きも期待できます。ストレスや負担にならない程度に、リフレッシュできるような軽い運動から始めるのが「Diet Plus」のおすすめ。気晴らしに少し遠くのカフェまで歩く、いつもの買い物を散歩がてら少し多めに歩いていくなど、気分転換のひとつとして取り入れてみるのが良さそうです。
「食べ過ぎ」を防ぐ2つのテクニック
生理前~生理中を気持ちよく過ごすためには、ホルモンバランスの変化による「食べ過ぎ」を防ぐ心構えも重要です。
「食べたい」と思ったら、食欲を抑えるといわれるアロマを利用するのもひとつの手。グレープフルーツやペパーミントの香りには、食欲抑制や空腹を感じにくくなる効果があるといいます。
また、体に良い食べ物や飲み物を適量摂る、という方法もあります。
どうしても食欲に勝てないときは、思い切って食べてみるのもいいでしょう。おすすめは、豆乳です。豆乳に含まれるイソフラボンはホルモンバランスを整えて食欲を抑えてくれたり、イライラを緩和させてくれる効果があると言われています。
(「Diet Plus」より引用)
糖分が含まれない甘い香りのフレーバーティーなど、擬似的に「スイーツ欲」を満たせる嗜好品を用意しておくのも良いとのこと。
憂うつなイメージが強い生理前~生理中ですが、「じつは基礎代謝が上がる時期」ということをイメージしつつ、いつもより積極的な過ごし方を工夫してみてはいかがでしょうか。
image via Shutterstock