「トロピカルフルーツ」ってどんなフルーツ?
そもそも「トロピカルフルーツ」とは、どのような果物のことをいうのでしょうか。
「トロピカルフルーツ」とは熱帯の地域でつくられた果実のことを言います。植物防疫法に基づいて輸入されるときの呼び名のため、生物分類上の呼び名ではありません。そのため、色、形などが様々で、それぞれ個性的な特徴があります。
(「Diet Plus」より引用)
原さんによると、代表的なのはバナナ、アボカド、パイナップル、パパイヤ、マンゴー、パッションフルーツ、マンゴスチン、ランブタン、ドリアン、ゴレンシ(スターフルーツ)など。バナナやアボカドはすっかりお馴染みですが、最近では台湾産のパイナップルやスターフルーツもスーパーで見かけるようになりました。
南国育ちのマンゴーは抗酸化作用のあるβ-カロテンを多く含むなど、健康維持に役立つものも多いのが魅力。以下のような夏らしさ満点のデザートで、気軽に食卓に取り入れてみましょう。
1.豆乳ブランマンジェ マンゴーソース
豆乳を使うことでカロリーを抑えたブランマンジェに、鮮やかなイエローが夏らしいマンゴーソースをプラス。豆乳に含まれるアミノ酸とイソフラボンは、イライラ防止にも効果的です。
2.常夏!ピニャコラーダプリン
ココナッツとパインを使った夏のカクテル、「ピニャコラーダ」をイメージしたプリン。ノンアルコールなので、お酒が飲めない人も常夏の島のバーカウンターにいるような気分を味わえます。
3.フリーザーパックで!バナナジェラート
バナナとヨーグルトをフリーザーパックに入れて、つぶしてから凍らせるだけの簡単ジェラート。ヨーグルトのカルシウムとレモンのビタミンで、美容にも嬉しいひと品に。
4.プチプチもち麦のココナッツデザート
水溶性食物繊維が豊富な「もち麦」は、じつはスイーツにもなるんです。1時間ほど水につけてから柔らかく茹でて、ココナッツミルクを注げばトロピカルなデザートに。パイナップルと桃の缶詰がいいアクセントになっています。
5.マンゴーとパイナップルのスムージー
熱い夏の日のイチオシは、冷凍マンゴーにパイナップルとバナナを合わせた南国気分のスムージー。パイナップルに含まれるタンパク質分解酵素には、消化を助ける働きもあります。暑さで食欲が出ない日の朝食にも良さそうですね。
熱帯の太陽を浴びて育ったトロピカルフルーツには、夏の体調管理に役立つ栄養素もたっぷり。爽やかな冷たいデザートで取り入れて、夏バテをおいしく予防していきましょう。
原美香(はら・みか)さん
管理栄養士。食べることが大好きで大学で栄養学を学ぶ。卒業後は食品会社を経て、管理栄養士の会社で特定保健指導、スーパーや惣菜店のメニュー開発などに携わる。一男一女の母としても奮闘中。
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