──ライフハッカー[日本版]より転載

キャンドルに火を灯すと雰囲気が良くなり、部屋に良い香りが立ち込め、さらには停電のとき役に立ちます。

キャンドルは汎用性が高いところが魅力。

それも、芯が燃え尽きたら蝋を取り除く独創的な方法や、キャンドルが燃え尽きて空になったガラスの容器の使い道などを知っていてこそ生かされます。

そこで、キャンドルに関するさまざまな裏ワザをご紹介しましょう。

1.埋没した芯を露出させるにはヘアドライヤーの熱風をキャンドルにかける

太くて短い芯がキャンドルに埋没して火を灯せないことがあります。そんなとき、芯を露出させようとしてスプーンでキャンドルをほじくるのは禁物です。

ヘアドライヤーで高温の熱風を吹きかけてキャンドルの蝋を溶かすのがおすすめです。

溶けた蝋の層がそれなりの暑さになるまでキャンドルにヘアドライヤーの熱風を吹きかけ、溶けた蝋をペーパータオルの上に捨てます。

火を灯せるぐらい芯が露出するまでこれを続けましょう。

2.キャンドルに火を灯す前に芯を適度にカットする

キャンドルに火を灯す前に芯を適切な長さにカットすると、炎が危険な高さになるのを防ぐことができます。

キャンドルが深い容器や広口瓶に入っている場合は、爪切りを使うとうまくいきます。それ以外の場合は、普通のはさみで十分です。

キャンドルメーカーのCandelariaさんによると、芯を蝋から4分の1インチ(約6mm)以内に切ると、完璧な炎になります。

3.新鮮なハーブを使ってきれいな虫よけキャンドルを作る

春や夏に屋外でバーベキューなどをするときは、虫よけキャンドルが必要ですが、なかなか見栄えの良いものは見つかりません。

それなら、いっそ自分で作ってしまいましょう

シトロネラ油、フローティングキャンドル、レモン、エッセンシャルオイル、ハーブさえあれば作れます。

ハーブや蚊を自然に撃退するラベンダー、レモングラス、ユーカリなどのエッセンシャルオイルを使用して、害虫から身を守りましょう。

広口瓶に3/4まで水で満たし、約20滴のオイルを加え、そこにハーブと柑橘類を押し込みます。

フローティングキャンドルをその上に乗せ、火を灯すと、(害虫のいない)夏の余韻を楽しめます。

4.キャンドルを購入する前に燃焼時間を確認する

「燃焼時間」とはキャンドルが燃え続けられる時間の長さのことですが、キャンドルのサイズや重さと必ずしも一致しません。

同じサイズのキャンドルでも、キャンドルの形状、蝋の硬さ、芯のサイズなどによって、燃焼速度が非常に異なることがあります。

購入する前に、キャンドルのラベルをチェックして燃焼速度が表示されているか確認しましょう。

あるいは、Googleで公示されている燃焼速度を見つけてください。

5.溶けたキャンドルがカーペットにこぼれたらヘアドライヤーとペーパータオルで取り除く

溶けたキャンドルがカーペットにこぼれてしまったら焦りますよね。

でも、ちゃんときれいに取れますよ。こぼれた蝋の上にペーパータオルを置き、ヘアドライヤーで高温の熱風を吹きかけます。蝋が熱くなったら、ペーパータオルに蝋を吸収させましょう。

カーペットから完全に蝋が取れるまで、この作業を繰り返します。

洋服にキャンドルのしずくがこぼれたときは、アイロンと紙袋をこれと同じように使って取り除けます。

6.ほこりで汚れた古いキャンドルはアルコールをしみ込ませた布で擦るときれいになる

ほこりで汚れたキャンドルをきれいにするのは、家庭用品についたワックスを取り除くのと同じくらい難しいように思えますが、適切な道具さえあれば大丈夫です。

イソプロピルアルコールをつけたコットンボールか布でキャンドルを軽くたたいて拭き取り、ほこりや汚れがついたコブ状の部分を取り除きます。

ひび割れてできた隙間を本気できれいにするためには、思い切ってごしごし擦ってください。

7.空の牛乳パックでキャンドルを手作りする

もちろん、少しお金を払って市販のキャンドルを買うこともできますが、蝋の塊、芯、空になった牛乳パックさえあれば、キャンドルを自分で作ることもできます。

牛乳パックは上部を切って作りたいキャンドルの長さにして、キャンドルの芯を牛乳パックの中央に置きます(この場合、自立する木製の芯がおすすめです)。

次に、蝋の塊を入れた小さな金属製のボウルか容器を沸騰させたお湯の鍋の中で浮かせ、お湯の熱で蝋が溶けるようにします。

蝋が溶けたら、鍋つかみか耐熱ミトンを使ってボウルを取り上げ、溶けた蝋を牛乳パックに注ぎます。冷めると固まって、お手製のキャンドルのできあがりです。

8.アルコールに浸したコルクに火を灯すとキャンドルになる

アルコールに浸したコルクはとても火がつきやすいので、身のまわりにあるコルクを使って自分だけのキャンドルを作ってみませんか?

コルクを消毒用アルコールに数日から丸1週間ほど浸し、キャンドルホルダーに入れて火をつけましょう。

9.燭台の掃除を楽にするコツ

7本枝の燭台(ユダヤ教の祝祭日に1日ごとに一本ずつろうそくの火を付けていく燭台)で長時間キャンドルを燃やすと、休日明けにはかなりの時間をかけて燭台をきれいにしなければなりません。

事前に燭台にクッキングスプレーをかけておくと、その作業が楽になります。

燭台を使い終わったときの掃除を楽にするには、燭台がガラスや低温でひびが入る素材でない限り、燭台を凍らせましょう。蝋は凍ると簡単に取れます。

ヘアドライヤーで蝋を溶かしたり、シンクやバスタブにお湯をはって燭台を浸すのも手です。

何をやってもダメなときは、ワックスリムーバーを買うしかありませんが、それだと正確には「裏ワザ」ではないですね。

10.使い古しのキャンドルから新しいキャンドルを作る

使い古しのキャンドルの残骸を天板にまとめて、低温のオーブンに入れます。

空のキャンドルホルダーの底に芯を熱接着剤でくっつけるか、容器の中央に木製の芯を置きます。あとは、新しいキャンドルホルダーの中に古い蝋を流し込むだけで、新しいキャンドルになります。

11.固くこびりついた蝋はアイスキューブで冷やしてからこそげ取る

固い表面にこぼれたキャンドルの蝋は、蝋が割れると簡単に取れますが、頑固にこびりついているときは、固まった蝋の上にアイスキューブを2分間置きます。

次に、アイスキューブを取り除き、古いクレジットカードかバターナイフでこそげると、簡単に取れます。

12.小包のラベルをキャンドルで擦ると防水ラベルになる

ビクトリア朝の時代は、封筒に封蝋を押す習慣がありました。

現代では小包の配送ラベルの防水に使用されるワックスシールが封蝋の名残といえるかもしれません。

配送ラベルのインクが乾いたら、宛名ラベルをキャンドルの平らな端でこすり、蝋の薄い層で覆うと、雨による宛名ラベルの損傷を防げます。

13. キャンドルを凍らせると2倍も長持ちする

キャンドルを凍らせると長持ちします。

凍った蝋は燃焼速度が遅くなり、燃焼中に滴ることが少なくなるせいです。

「キャンドルが細いほど、冷凍庫に入れる時間が短くてすみます」と、プロの請負業者で便利屋のBob Vilaさんは言います。

太い円柱型のキャンドルは凍るのに6時間から8時間かかるかもしれませんが、細長いキャンドルは1時間以内に凍るでしょう。

14.キャンドルホルダーに水を少し入れてから火を灯すと蝋が容器に付着しない

外食産業で働く人は、キャンドルをすばやく取り出す裏ワザを知っていると便利です。

キャンドルに火をつける前にキャンドルホルダーに水を入れると、蝋がホルダーに付着するのを防ぎ、後で簡単に取り出すことができます。

この方法はティーキャンドルに最適ですが、どのタイプのキャンドルにも使えます。

15.キャンドルが入っていた広口瓶はミニプランターとして再利用できる

キャンドルホルダーから古い蝋を取り除き、完全にきれいにしたら、植物を入れてみてはどうでしょう。

米LifehackerのElizabeth Yukoさんは、「3芯キャンドルの広口瓶(Bath&Body Worksから出ているタイプ)は4インチの鉢植え植物を入れるのにぴったりです」と言い、「プラスチック製の栽培鉢ごと」、植物全体を広口瓶に入れることを提案しています。

16.乾燥スパゲッティでキャンドルに火を灯す

マッチが残り少なくなり、キャンプファイヤー用のライターも燃料切れになったときは、乾燥スパゲッティを使ってキャンドルに火をつけると簡単です

スパゲッティは十分長く燃焼するので、背の高いキャンドルホルダーの底の方にあるキャンドルに火を灯すことができます。

また、他のものを使うより安全です。たとえば、紙に火をつけて同じことをしようとしたら、危険ですよね。

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Source: Chemistry Views, AD, Family Handyman, Candelaria, Bob Vila

Aisha Jordan[16 Ways You Didn't Know to Use Candles
訳:春野ユリ

ライフハッカー[日本版]

RSS情報:https://www.mylohas.net/2021/06/candle-_urawaza.html