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生理用吸水ショーツを使ってみた。注目10ブランド一挙紹介

2021/06/09 18:00 投稿

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テクノロジーで女性の健康問題を解決する「フェムテック」製品が、一気に注目を集めた2020年。今では、「フェムテック」という言葉自体も定着して、製品のバリエーションも飛躍的に拡大しています。「生理用吸水ショーツ」(以下、吸水ショーツ)もそのひとつ。

そこで、この5月に行われた吸水ショーツの展示会「Femtech Fes!」より、吸水ショーツの魅力や注目のブランドを紹介。また、この展示会を手掛けた「fermata」(フェルマータ)のCCO・中村寛子さんに吸水ショーツの選び方を教えてもらいました

生理の不快さが軽減する、高機能な吸水ショーツを試してみた

「Femtech Fes!」で初登場した、カナダの「Aisle」の「Hipster-ミディアムライズ」(6,490円/税込)。付属のブースターをセットすると、吸水量が2倍に。

吸水ショーツとは、履くだけで生理期間が過ごせるアンダーウェア。クロッチ部分は吸水布や撥水布が重なっていたり、吸水力の高い布製のパッドがセットできたりと、ブランドそれぞれに工夫が凝らされています。

元々、「吸水ショーツで、生理期間を乗り切れるのだろうか?」という先入観があった筆者。ですが、実際に試してみると、その考えは一変しました。

吸水ショーツ初心者なので、生理が軽くなり始める開始3日からトライ。使ってみると、今まで使用していたナプキンやパンティライナーが減らせただけでなく、とにかく精神的に“楽”だったことに驚きました。

また、生理予測日付近に履くのもおすすめ。思わぬタイミングで生理がはじまり、慌ててコンビニでナプキンを購入した……という経験はありませんか? 思い当たる方は、ぜひ、お試しを。備えあれば憂いなしです。

生理中、ずっと使わなければいけないわけではありません。使い方を柔軟に考えると、ハードルがぐっと下がり、吸水ショーツが身近に感じられる気がします。

「EMILY WEEK」の「Organic Cotton Eco サニタリーショーツ for RESET」(¥5,390/税込)のクロッチ部分。2層目の白色布は、抗菌防臭&裏側透湿防水加工済みの吸水布。

吸水ショーツを選ぶときのポイントは?

「Femtech Fes!」会場の様子。

それでは、これから使ってみたい方や、より詳しく吸水ショーツについて知りたい方へ、吸水ショーツの購入時に役立つセレクトポイントと、各ブランドの特徴を紹介します。

1、吸水力、漏れにくさで選ぶ

吸水ショーツだけで生理期間を過ごしたい人は、最大吸水量や伝え漏れのしにくさで選びましょう

BÉ-A(ベア)」の「ベア シグネチャー ショーツ」(7,590円/税込)は5層のテクノロジー構造で、約120mlの吸水に対応。

韓国「EVE」の「オーガニック生理用ショーツ」(4,480円税込)は、ヒップ部分に高防水の「シンパテックス」を使用し、伝え漏れの不安を軽減しています。

Period.」の「Boxer」(7,150円/税込)は最大30mlの吸水力と、お尻をすっぽりと覆うデザインで漏れにくさに配慮しています。

「BÉ-A(ベア)」 「Period.」 「EVE」

2、デザインで選ぶ

普段の下着と変わらないデザイン、カラーを選びたいという人には、Tバッグスタイルのアメリカ「Proof.」の「ソングタイプ」(3,780円/税込)や、鮮やかなカラーリングが魅力の「Hogara」の「オーガニックコットン吸水型ショーツスリム」(4,290円/税込)がおすすめです。

「Proof.」 「Hogara」

3、価格で選ぶ

初心者だからお試し購入をしたい、生理期間が長いので何枚も揃えたい。そんな人は、価格が手頃な「GU」の「トリプルガードショーツ」(1,490円/税込)から始めてみてはいかがでしょうか?

「GU」

4、肌触り・かぶれにくさで選ぶ

敏感肌の人は肌に優しい素材の製品を選んでください。

カナダ「Aisle(アイル)」の「Hipster-ミディアムライズ」(6,490円/税込)や、「EMILY WEEK」の「Organic Cotton Eco サニタリーショーツ for RESET」(¥5,390/税込)は、オーガニックコットンならでは優しい風合いとゆったりとした履き心地が支持されています。

オーストラリア「modibodi」の「ボーイレッグショーツ-シームレス」(3,850円/税込)は、クロッチ部分が薄さ3㎜と極薄。通気性が抜群で、むれにくく、かぶれにくいのが特徴です。

「Aisle(アイル)」 「EMILY WEEK」 「modibodi」

5、小・中学生用を選ぶ

初潮を迎えたばかりの小・中学生は吸水ショーツとの相性がいいのだとか。

ジュニア世代には、身長140㎝相当のサイズから展開する「Girls Leap」の「ベーシックショーツ」(3,900円/税込)が最適です。

「Girls Leap」のブース。小学生以上を想定したGirl(ヒップ76-83cm)と、中学生以上を想定したjunior(82-88cm)サイズを展開(対象年齢は目安)。

バリエーション豊富な吸水ショーツ。選び方のコツとは?

「BÉ-A(ベア)」「ベア シグネチャー ショーツ」(手前)のクロッチ部分は、取り外し可能。洗濯のしやすさへも配慮されています。

吸水ショーツの魅力と特徴を挙げてきましたが、選択肢が多いのはうれしい反面、セレクトの難しさも感じます。そこで最後に、fermataの中村さんからのアドバイスを。

サイズ選びはしっかりと

「サイズも大切です。クロッチ部分の脇から漏れないよう、ぴったりフィットするものを選んでください。日本製のものは、普段のご自身のサイズを選んでOK。海外ブランドのものは、1〜2サイズ小さめを選ぶといいと思います」

メーカーの理念にも目を向けて

「サイズや素材、吸水量に加えて、会社の理念に賛同できるかも重要だと思います。例えば、「Proof.」は『安心できる下着とアパレルで、すべての女性に自信をもってもらうこと』が目標ですし、「BÉ-A」は『“使い捨て生理用品がいらない生活”を提案すること』を課題としています。

どのメーカーさんも女性の明るい未来のため、素晴らしい信念やビジョンを持っています。いいな、応援したいな、という気持ちで選ぶのもひとつの選択方法ではないでしょうか」

生理期間を快適に過ごそう

デリケートゾーンの優秀アイテム7つ。ウォッシュ・サプリ・専用カミソリも

経血を吸収するサニタリーショーツで、生理用ナプキンいらずに

写真提供/fermata、撮影/石上直美

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