イライラや集中力の低下、肌あれ、便秘や下痢、むくみ、眠気、不眠、頭痛、肩コリ、体重増加などなど、日常で何気なく起こる不調......。これらの症状がなかなか改善されない場合『アレルギー』が原因かもしれません。
食品によるアレルギーを持つ人は珍しくありませんが、私たちが認識しているのは、食べると比較的すぐに不調が判明する「即時型アレルギー」です。
発見が難しい、「遅発型アレルギー」
太陽笑顔fufufu.netによると、アレルギーには「即時型アレルギー」の他に、アレルゲンを摂取してから数時間~数日後に症状が現れる「遅発型アレルギー」というものがあるのだそうです。しかも、この「遅発型アレルギー」は症状が出るのが遅いだけでなく、冒頭に挙げたように症状が多様で発見が難しいのも特徴。
例えば、ある女性は検査で陽性が出たアレルゲン食品の除去に取り組んだところ、昼食後の眠気が一切なくなり、慢性的な眠気が満腹のせいではなくアレルギーだったと知ったそうです。
しかも、毎日食べているからと安心している食品こそが、アレルゲンとなっている可能性も高いそう。これは、同じ食品を摂取し続けることにより、消化管でその食品に対する分解能力がキャパシティを超えてしまい、慢性炎症が起こるのだとか。
検査するのがベスト! 費用は3万円~。
遅発型アレルギーについて知れば知る程ややこしい!なんて思ってしまいましたが、ではどうすればよいのか? アレルゲンとなる食品を控えることですよね。そのために1番良いのは検査すること。遅発型フードアレルギー検査を受けられるクリニックは、現在、日本全国に95か所。検査費用はおよそ3~6万円とのことです。
やっぱり和食! 食生活の改善が第一歩
また、昔から日本人が食べてこなかった外来食品に陽性が出やすいというのが専門家の意見。卵に関しては、なんと80~85%の人に中等度以上の陽性反応が出るというから驚きです! 他に乳製品、アスパラガスや小麦などの食品が続くそう。
特に不調は感じられない方も、アレルギー対策として和食中心の食生活にするのがおすすめです。やはり日本人には和食が1番なのですね。
photo by Thinkstock/Getty Images
(若松真美)
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