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伝統的なひな祭りは今日! 3色のパワーで乙女心を育もう

2013/04/12 08:04 投稿

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みなさん、こんにちは。アストロ・コミュニケーターの景山えりかです。4月10日は新月で、旧暦3月1日でした。ということは、今日(4月12日)は、旧暦3月3日となり、伝統的な「ひな祭りの日(桃の節句)」です!

そもそも、3月3日のひな祭りや、5月5日の端午の節句、7月7日の七夕などの行事や風習のほとんどは、旧暦の時代に生まれました。現在でも行事の日付は受け継がれていますが、やはり旧暦の日付で行うことで、本来の意味を持つように思います。

ひな祭りは、ひな人形を飾って女の子の成長を願う行事。幼い頃は、ひな人形を眺めながら、ひなあられを食べてお祝いしたものですが、大人になってからは自分のためにひな祭りをすることはありませんよね。

でも、女性として生まれたからには、いくつになっても女の子ならではのかわいらしさや、少女のような純粋さを、心のどこかに宿していたいもの。なぜって、子供のような感受性は、毎日の生活に新鮮な喜びを見つけ出す力と、豊かな発想をもたらしてくれるから。

これって、日々の暮らしや仕事にも大切なこと。だから、伝統的なひな祭りの日には、ひな人形は飾らなくとも、せめて行事食のエッセンスを食事に取り入れて、自分の女の子の部分を忘れずにいたいなって思うんです。

ではここで、ひな祭りの代表的な行事食をおさらいしておきましょう。

ひし餅
ひし形の餅を、下から緑・白・赤の順に重ねたもの。赤は疫病除け・魔除け、白は純潔や清浄、緑は邪気祓い、の意味が込められています。

白酒
蒸したもち米に焼酎と麹を加えて醸造した、れっきとしたお酒。だから子供は飲めません! 古くは白酒に桃の花びら浮かべた「桃花酒」が飲まれていました。

草餅(よもぎ餅)
緑色の草餅は、邪気を祓うといわれています。古くはよもぎではなく、母子草(ごぎょう)が使われ、桃花酒と一緒に用いられました。

貝料理
ハマグリなどの二枚貝は、もとが同じ貝でないと貝殻がぴったりと合わないところから、貞操を意味します。ハマグリのお吸い物が一般的。


緑・白・赤の3色使いがポイント!

普段の食事に、ひな祭りのエッセンスを取り入れるポイントは、なんといっても緑・白・赤の3色使い。緑は葉野菜、白はお米や豆腐、乳製品、赤は肉や魚など、3色を意識すると栄養バランスが整いますね。

さらに、緑・白・赤の旬のものを選べば、生命力のみなぎった食物のパワーが身体に元気を与えてくれそうです。ひな祭りですから、悪い気を祓い、心の純潔を願う気持ちでいただきましょう。

最後に。旧暦3月3日といえば、夕方の西の空に三日月が現れます。刃のように細く光るその三日月は、新月を経て新たに輝きを取り戻した月。夕空に月を眺めながら、乙女心を呼び起こし、新たな月の光で自分を満たしたいと思います。

photo by Thinkstock/Getty Images

(景山えりか)

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