美肌作りには身体を動かすことが必要だった
エイジング、美白ケアのプロダクトでおなじみの化粧品メーカー「ポーラ」のパーソナライズドサービスブランド「APEX(アペックス)」が、運動習慣がある人と運動不足の人の肌状態を検証したところ、興味深い結果が明らかになりました。
「アペックス」は、肌のポテンシャルを肌カメラと業界初の動画を用いて分析。肌の未来の可能性を導き出し、862万通りのフィッティングパターンからひとりひとりに合ったアイテムを選んでくれる、パーソナライズドサービスを行っています。
今回の検証は、下記(1)〜(4)の肌トラブル項目に加え、(5)〜(7)の肌のバリア機能をチェックする項目を設定。
皮脂毛穴 エイジング毛穴 ニキビリスク ストレス マイクロダスト ※マイクロダスクに対する肌の抵抗力 化学的刺激 ※科学的刺激に対する肌の抵抗力 ホルモンバランス全7項目を、1 悪い~5 良いの5段階で評価し、そのうち4と5のスコアの人を美肌と定義づけしました。
(1) 皮脂毛穴と(4)ストレスにおける運動不足の人と運動する人の「美肌」の割合(2019年7月1日~2020年2月29日実施 アペックスの肌分析データより)肌トラブル項目から代表して、湿度、気温が高まるこの時期に気になる(1) 皮脂毛穴と現代人は避けては通れない(4) ストレスの結果を確かめてみると、どちらも運動習慣がある人のほうに有意差があります。(4) ストレスに至っては、10%以上の違いが……!
(7)ホルモンバランスにおける運動不足の人と運動する人の「美肌」の割合(2019年7月1日~2020年2月29日実施 アペックスの肌分析データより)そして、肌バリア機能の項目では、フィジカルとメンタルに影響を及ぼす(7)ホルモンバランスを見てみました。やはり運動習慣がある人のほうがバランスがいいようです。
実際のところ、7項目すべてにおいて運動習慣がある人のほうが美肌である確率が高いという結果が導き出されました。
新体操の動きを取り入れたオリジナルメソッド
運動をすることで美肌に近づくことを発見したポーラは、オリジナルの「BI-HA-DANCE(ビハダンス)」を開発。
このプログラムには、しなやかかつ優美な動きで魅了する、新体操のフェアリー ジャパン POLA 日本代表の体操メソッドがベースとなっています。
ビハダンスは、いわゆるリズムに乗って行うダンスプログラムではありません。基本の立ち姿勢から全身のストレッチ、体幹、腹筋などのトレーニング、クールダウンで構成された約20分のプログラム。
複雑な動きはなく、音楽に合わせて身体を動かすわけでもないため、運動神経のよしあし、リズム感の有無に関係なく行えます。
プログラムを実践してみた印象としては、ストイックにがんばるというより、どの部分が伸びているか、どこの筋肉に刺激を与えているのかをきちんと意識しながら、丁寧に行うことを大切にしていると感じました。
そしてこの「ビハダンス」を習慣化した時の肌の変化はリサーチ済み。今まで運動習慣がなかった35~39歳の11名に、毎日ビハダンスに取り組んでもらったところ、 8週間後にはシミの個数が約7%、シワの本数は約35%も減少したそうです。
ボディメイクの目的だけではなく、美肌作りの観点からも運動をするのは効果的なことがはっきりしましたよね。
さまざまな理由でジムに通えない時でも、特別な道具を使わず、自宅でできるビハダンスが味方になってくれますはず。ぜひ、トライしてみてください。
キレイをかなえるエクササイズ
Photo by Getty Images