イギリスと言えばガーデニング! 今年も英国王立園芸教会(RHS)によるNational Gardening Week(ナショナルガーデンウィーク)が4月15日から4月21日まで行われます。今年のテーマは園芸と野草。
RHSはこの50年の間に失われた野生の草花を甦らせるために様々な活動を行っています。
送粉昆虫の活動によって得られる果物や野菜の価値はイギリス国内だけで年間約3億円もあると言われています。この送粉昆虫の生態系を守る為にも園芸に携わる人々をひとりでも増やし、野草を育て、より良い環境づくりを目指しているのです。そのため、期間中は10,000名の来場者と15日までにRHSに登録した方、先着10,000名にワイルドフラワーの種が配られるそうです。
イングリッシュガーデンの特徴は、フランスの計算され尽くした庭とは違い、花々の自然な姿を美しいとしているところ。様々な種類の花が混ざっているワイルドフラワーは最も手軽にイングリッシュガーデンを再現できるものかもしれません!
そしてこのワイルドフラワーガーデン、実はビックリするぐらい簡単に作れるんです。今回はその作り方をご紹介します。
庭がなくてもできる! ワイルドフラワーガーデンの作り方
(1)お庭に1m四方の土があれば充分です。無ければフラワーボックス等を用意します。
(2)最低でも4時間日光が当たり、風が直接当たらず、水はけの良い場所を選びます。
(3)雑草等は抜き、土が痩せてしまっていたら表面の土は除いて下さい。種を蒔く24時間前に土を湿らせておき乾燥を防ぎます。
(4)種は軽く土の中に入れます。決して埋めてしまわないこと!
(5)水を撒く必要は特にありませんが、芽を出す前に土が乾燥してしまったら水を撒いて下さい。
(6)雑草が生えてきたら必ず抜いて下さい。
(7)ワイルドフラワーは3か月以内に成長し、種をつけます。種がついたら刈り、乾燥させて種を取ります。種は次の年まで保存し、また蒔くことが出来ます。
今年こそはガーデニングデビューという人は、ワイルドフラワーからはじめてみるのもいいかも! ワイルドフラワーの種は日本でも手軽に手に入れる事ができますよ。イングリッシュガーデンを目指して、まずはワイルドフラワーで生態系の環境改善に貢献するのもよさそうです。
photo by Thinkstock/Getty Images
(石井真代)
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