さて、前回ダイエットの神より、「なぜ太るのか」の理由を聞きました。「ふむふむ」と聞いていたのですが、ひとつだけ「いや、待てよ」と疑問に思うことがありました。それは「今は太るのがデフォルトの社会」ということ。それ自体は納得ですが、いやいや、やせてる女子多いじゃん。むしろ太っている方がマイノリティーなんじゃないの? という疑問。
うっかり油断するところでしたわ、ワタクシ。どうしてなの? 太る人と太らない人がいるのは!!
やせてる女子は「意識」が違う
ダイエットの神・小山さん :
僕が2万人の女性を見てきて思うのは、太る人と太らない人の違いは2つだと思います。ひとつは「美意識」。もうひとつは「人生を充実させるための意識」。
太らない人は基本的に美意識が高く「見た目の美しさを保って生きたい」「ダサい姿には死んでもなりたくない」という想いが強いということです。
「人生を充実させたい」とは、たとえば、「ファッションが大好きだから絶対にラインを崩したくない!」「趣味のテニスのために太ると動きにくい!」「YOGAのポーズをしっかりとりたい!」「ピアノの発表会など、人に見られる趣味を持っているので!」といった、人生の充実のために、太りたくないという意識がある人です。
もちろん、職業上太れない、という方もいらっしゃいますね。
ライターP子 :
(ショ―――ケギ――――。そうか、そうだよな)
自分がどうなのか考えてみると、すでにダサい姿になってしまったので、キープするモチベーションがそもそもない。着たい服も諦め、人前に出るなんて絶対に嫌だと思っている。でもこれって、これまでの人生のどこかで、その一線を超えてしまったということですね。
ライターP子 :
だってほら、20代の頃のP子は道でナンパされてたし。
だからまだその一線を超えていない人は、お願いだから踏みとどまって! 「もう太ってもえーわ」と思ってしまったら、意識自体が「デブ意識」になってしまうんですぅぅぅ!!! はぁはぁ
ストレスマネジメントはうまくいったのか……?
さて、気を取り直して人生最後のダイエットに戻りましょう。前回の宿題を覚えていますか? ストレスマネジメントに主軸を置いた宿題。
口角を上げる 「ちょうどいい」を口癖に 健康のための小さな習慣を始める(2階までは階段で上がる、気が付いたときだけでいいので、お腹を引き上げる、駅から自宅まで、1から100まで数えながら歩く、30分睡眠時間を増やす)というものでした。
P子は口角を上げる+お腹を引き上げるとセットで。これ、やってみて! すごいおすすめです。何がいいかというと、口角を上げてお腹を引き上げた瞬間、なんでかわかりませんが「よしっ!」と妙に前向きな気持ちに。もやもやっとしたものがリセットされて、気持ちがシュッとするんです。めっちゃいいリセット法です! さすが神!!
「ちょうどいいという口癖」は、実はP子ったらもともとそういう子なの。うふふ。何でも受け入れちゃう。だから変化がわかりませんでした。すいません。
睡眠は、コロナ騒ぎで家で寝まくり。1日8時間ぐらい寝てるので、まあいいとしよう。
問題は、「2階まで階段で上がる」と「駅から家まで歩く瞑想」ですが、これね、挫折しました。P子の家は6階なので、2階まで上がってエレベータに乗るのが面倒(そのまま6階まで上がれや〜)。歩く瞑想はやったりやらなかったり。忘れちゃうんだよね。あはは。
これは「ストレスマネジメント」が目的なので、「甘いものは食べていい」という許可が神から出たわけで、甘い物を食べているP子。これだけでやせるわけない。当たり前。こんなんで簡単にやせたら、苦労しないわ。そう、P子はダイエットができない人の味方です。「毎日歩く瞑想して3kgやせました〜♪」なんて、そんなこと言いませんよ。
ストレスマネジメントの効果に関しては、世の中はコロナ騒ぎで、生活も働き方も変わってしまい、普段よりストレスが溜まりがち。そんな中、平常心で暮らしているとはいえるかもしれません。
さて、神からまた宿題です。自分の毎日を記録すること。
今朝の体重 昨日の食事内容(写真もOK) 昨日の運動 昨日の姿勢点数 昨日の睡眠時間 昨日のストレス点数 昨日の自分でほめてあげたいこと 所感これを毎日書きましょう。これでやせるのかしら???
ダイエットの神・小山さん :
出だしはスロースタートぐらいのほうが、続けられます。無理がないので、楽しく取り組めると思いますよー!
「ライターP子 人生最後のダイエット −12kgの道」をもっと読む
【人生最後のダイエット#1】ここまで太ってダイエットしない理由は何だ
小山圭介(こやま・けいすけ)さん
ダイエットトレーナー&メンタルコーチ。一生もののやせ体質を手に入れる「やせ脳」メソッドや、一瞬でくびれを生み出すバスタオルダイエット法など、話題のプログラムを多数リリース。プロデュースしたダイエット・美容アイテムは累計5万個以上を売り上げるベストセラーに。現在は商品開発や書籍監修、企業のコンテンツ開発、トレーナー育成など幅広く活躍中。「ダイエット王子」としてメディアからも注目を集める。ダイエットオンラインサロン「小山圭介のダイエット革命」運営中。
イラスト/古荘風穂