「白砂糖は消化吸収が早く太りやすい」と聞いてから、家では「きび砂糖」を使うようにしている筆者。

ミネラルが豊富なのはいいのですが、ほのかな茶色がついてしまうので、きれいに仕上げたい和食やだし巻き卵には不向き。色をつけずに自然な甘みが足せて、健康にもいい甘味料があればいいのに……と困っていたところ、ぴったりの逸品を見つけました。

「茅乃舎だし」などで知られる「久原本家」が開発した、「あま糀」という米糀100%の発酵甘味料です。

料理にも使える“甘酒のもと”

あま糀 400g 1,242円(税込) ※賞味期限は冷蔵で1か月

「あま糀」は、“飲む点滴”ともいわれる甘酒のもとをパウチに詰めたもの。そのまま飲めるように水が多く加えられた甘酒と違って、水分量を抑え、濃度を高めてつくられています。そのため、砂糖やみりんの代わりに調味料として使うことができるのです。

「久原本家」といえば「茅乃舎だし」をはじめとするだしパックや調味料が有名ですが、ブランドの出発点は明治26(1893)年創業の醤油蔵「久原醤油」。麹と発酵の技にはこだわりがあり、「あま糀」も職人の丁寧な仕事のもと、九州産のお米「ヒノヒカリ」と福岡県久山町の水だけでつくられています。

すっきりした甘さとなめらかな舌触りは、薄めて甘酒として飲むのはもちろん、そのままヨーグルトにかけたり、トーストに塗ったりしても美味。必須アミノ酸、ビタミンB群、食物繊維、オリゴ糖など、美容と健康にうれしい栄養素が豊富なのもうれしいですね。

煮物やだし巻き卵がレベルアップ

ほっとする和食の味つけに不可欠な甘さも、「あま糀」を使えば健康的。里芋の煮つけなど、素材の色を生かして上品に仕上げたい料理にはうってつけです。

里芋のあま糀煮

里芋のあま糀煮

<材料2人分>

里芋 中4個 茅乃舎だし(濃いだし※) 200ml あま糀 大さじ2と1/2 塩 小さじ1/4 うす口醤油 小さじ1/4

※茅乃舎だしパック2袋に水500ml。水から入れ、沸騰後2〜3分煮出して取り出す。

<作り方>

里芋は皮をむき、ひと口大に切り、下茹でする。水で洗い、ぬめりをとる。 鍋に茅乃舎だし、あま糀、塩を入れ煮立たせる。 2に里芋を入れ、やわらかくなるまで弱火で煮る。 うす口醤油を香りづけに加え、お好みで刻んだ柚子皮を添える。

素材のうまみを引き出す発酵食品の力で、シンプルな料理を一段とおいしく作れるのが「あま糀」の魅力。砂糖を使うと焦げやすくなるだし巻き卵も、「あま糀」を使うと失敗しにくいといいます。

公式サイトや公式インスタグラムにも、「あま糀」のおいしい使い方がたくさん紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。

手土産にぴったり! 「あま糀」スイーツ

現在「あま糀」を購入できるのは、「あま糀」専門ブランドである「久原甘糀(くばらあまこうじ)」の店舗のみ。「久原本家」の地元である大丸福岡天神店に続き、2020年3月22日に玉川高島屋S・C店がオープンし、東京でも手に入るようになりました。

あま糀キャラメル生(きな粉) 9個入り 1,620円(税込) ※プレーンもあり

店舗では「あま糀」を使ったスイーツも販売中です。「あま糀キャラメル生」は、「あま糀」と生クリームを贅沢に使った、とろける口どけの生キャラメル。

糀ころころ 10個入り 756円(税込)

見た目もキュートな「糀ころころ」は、食物繊維が豊富な雑穀と「あま糀」を合わせ、香ばしく焼き上げたひと口サイズのグラノーラです。

「あま糀」のモットーは、「良い糖分と暮らしましょう」。お疲れモードの癒しや毎日の料理に、「あま糀」の自然な甘さが役に立ってくれそうです。

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久原甘糀

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