新しいエクササイズに挑戦しよう。
前回に引き続き、アメリカの有名フィットネストレーナー陣に、2020年に流行りそうなフィットネスのトレンドを聞きました。
一か所でトレーナー、栄養士、医師にみてもらえる 外出先でもスマホで健康管理 仲間と一緒に運動をするようになる オンラインレッスンが増える バーチャルトレーナーが増える ローイングに注目! ハイテクなフィットネススタジオが増えるは、こちら。8. ハイテクな自宅トレーニングがブームに
クロスフィット・レベル1コーチ&認定パーソナルトレーナー、アマンダ・カプリットさんは、ワークアウトを向上させるためにテクノロジーを活用している人は多く、2020年には自宅でのワークアウトがグレードアップすると話します。
たとえば自宅の壁に取り付けられるスマートミラー「Mirror」や、オールインワンのフィットネスシステム「Tonal」があれば、家の中がどこでもフィットネススタジオに早変わり。スタジオレッスンや個人トレーニングを自宅で受けたり、筋トレ、フィットネスの記録をつけることができます。
9. キックボクシングの人気が急上昇!
映画の『ミリオンダラー・ベイビー』を初めて観た後、ボクシングをすぐにでも始めたくなった気分を覚えてる? いまからでも準備しましょう。なぜならボクシングとキックボクシングの人気が急上昇中だから!
「みなさんが有酸素運動を続けられない主な理由は、好きではないからです。退屈なエクササイズをやりたくないなら、近くのボクシングスタジオに行ってみましょう。どの運動レベルの人でも安全にできて、有酸素運動を楽しめるようなレッスンがありますよ」と話すのは、パーソナルトレーナーでスポーツ栄養士のホリー・ローザーさん。「その人の身長と体重によりますが、1時間に大体500~800kcalを燃焼できるはずです」
10. 瞑想エクササイズが増える
エクササイズに瞑想を取り入れるインストラクターが増えています。
「新しい年が始まればますます忙しくなり、自分のための時間ができなくなります。高負荷の運動と低負荷の運動を交互に入れるHIITのエクササイズを15分やってから、瞑想を15分行うだけも生活がガラッと変わります。毎日少しの時間を設けることで、2020年は平和で落ち着いた年に、理解と思いやり、感謝と喜びに満ちた年となるでしょう」(スタジオSWEATオンデマンド設立者兼トレーナー、キャット・コムさん)
11. あえて電子機器を使わない
2020年は、スマホなどの電子機器を運動の場に持ち込まないこと(ディスコネクティング)にも注目が集まるでしょう。
「2020年は、皮肉にも多くのクラブやスタジオがディスコネクト・フィットネスを取り入れると思います。テクノロジーやソーシャルメディアは私たちの生活に完全に浸透していて、瞑想やヨガ、深呼吸といった気持ちに作用するエクササイズでさえ、テクノロジーに依存するようになっています。ほとんどのジムにスクリーンがあるし、いい汗をかくための環境もIT化。電気を使わない環境での瞑想やストレッチなどが注目されていくのでは」(カプリットさん)
12. HILIT(高強度ローインパクトトレーニング)
HIIT(高強度インターバルトレーニング)はいまだに人気ですが、2020年はHILIT(高強度ローインパクトトレーニング)も注目されそう。フィットネススタジオのローガッタ共同設立者ケニー・ローゼンツワイクさん(NASM-CPT トレーナー)によれば、HILITならもっと体にやさしい方法で、たくさん汗をかく運動ができるのだそうです。
HIITのメリットはよく研究されており、カロリーを最大限燃焼させて代謝を活発にし、心臓の健康も向上させます。「しかし、HIITは関節に一定の運動をさせるため肉体的な負担となる可能性があるのです。HIITの長所を取り入れつつも、関節へのストレスを除外した衝撃の低い環境で行うのがHILITです。特にランナーなど高強度の運動を何年も続けて関節を痛めてしまったアスリートにとって、HILITが広まるのはうれしいことでしょう」
13. カーディオリズムのレッスンが増える
トレッドミルで汗を流すより、音楽にあわせて体を動かしてカロリーを燃焼するほうが楽しいですよね? 2020年には、カーディオダンスのレッスン(305フィットネスなど)が成長するだけでなく、リズムやビートをベースにした動きを取りいれたヨガやHIITのエクササイズが増えてくるでしょう。
「じゅうぶんに体を動かしていい汗をかくというのが2020年のテーマになりそうです」と、マージ・ニューヨーク設立者クワン ・ダグラスさん。
14. 個人に合わせたカスタマイズレッスンが登場
全員にぴったりなフィットネスというものはありません。だからこそ、2020年はレッスンやプログラムがカスタマイズされていくと、セリーナフィット・バーチャルトレーニングスタジオ設立者で認定パーソナルトレーナーのセリーナ・スカンジッロさんは予想しています。
「フィットネスプログラムやレッスンを個人向けに変えることは高くつくかもしれませんが、有効。自分の健康の目標に合ったプログラムが欲しい人たちに求められています」
次回の『Prevention』記事に続きます。
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