さまざまな人たちが寝る前に行っている習慣を紹介する「スリープダイヤリー」。今回登場するのは、アリゾナ州に住む26歳の男性アンソニーさんです。
「僕には決まったパートナーはいないので、一か月おきに誰かと付き合っているような状況」というアンソニーさんは、一人暮らしのゲイ。今はまっているのは、エッチな会話をしたり、あえいだり、ディープキスをしたり……冒険してスリルを味わうのが好き、とセクシャルな行為をとても楽しんでいる様子。
そもそも、同じ空間を共有して親密な時間を過ごす方法に関しては、ノーマルという基準は存在しないもの。「セックスは人に影響を受けやすいものだし、実にさまざまな形がある」と話すアンソニーさんのある一週間をのぞいてみましょう。
土曜日
image via shutterstockハロウィーンの週末、友人たちと一緒にゲイバーに行った。僕はくまのプーさんの格好。黄色いショートパンツに赤いチビTで、大きなお尻をさらけ出して、メイクもした。自分のことは男性だと自認してるけど、性表現はジェンダーフルイド(男性的な気持ちが強いときもあれば、女性的な気持ちに傾いているときもあるということを認める人)。だからネイルを塗って、時にはマスカラもつけるし、口紅も塗る。ヒゲをのばしたままにするときもある。どっちにしても自分はキュート。
さっそく強いカクテルを飲み干して、いちゃいちゃする相手を探した。数人の男とキスしたけど、最高だったのは、プーさんに出てくるイーヨーみたいな格好した奴。背がひょろっと高くて、まさに自分のタイプ。ばったり出会って、僕が「イーヨー!」と、向こうも「おお、俺のプーさん!」と喜んで。それから、バーのど真ん中で燃え上がった。最終的にはそれが誰かのインスタにアップされちゃったけど、なんの後悔もしてない!
金曜日
image via shutterstock女性っぽい大男がパートナーを見つけるのって本当に難しい。ゲイの世界にも有害な男らしさがいまだにある。あるデートアプリでこのボブっていう男性とつながった。
夜7時に寿司屋で一緒に夕食。それからアイスクリームを食べに行った。ふたりでコーンを食べながら、彼が「何を見てるの?」っていうから、こっちは「君の歯と目だよ。覆いかぶさってキスしたいな」って答えた(僕はきれいな歯フェチ。悶絶しちゃう!)。そしたら向こうが「じゃあしてよ」って。そこでキスしたら、すぐにその気になっちゃった。
のぞき見されないような暗い場所に車を止めたのが9時半頃。僕はシートを全部後ろに倒して横たわり、彼が僕の側に来た。ふたりともシャツを脱いで、なんだかTV番組みたいだったんだよね。窓が全部湯気で曇っちゃってさ、ふたりでお互いにキスしたりさわりあったり。僕は本当にキスが好き。その瞬間のつながりっていうか情熱っていうか、お互いの顔に触れたり、噛んだり、みたいな何かがあるじゃん。で、その瞬間に彼がキスをやめて、君は美しいって僕に言う。それが最高。それに彼はとってもいい匂い。しばらくの間、ふたりでお互いにオーラルセックスをして、それもすばらしかったな。
木曜日
image via shutterstockいつも寝る前に、ほぼ1日おきのペースでマスターベーションをする。数人の男性とエッチなチャットを楽しんだりもするけれど、通常はひとりでポルノを見て自分を喜ばせています。頼りになるツールは自分の手。でもバイブなど、いくつかのセックストイも持っている。
経験を積むためにも、インターネットを通じて知らない人たちと、もっとセックスする勇気があったらと思うんだけど、現実的には、僕はある種のつながりを持てるほうがいいな。それが成熟した関係じゃないとしても、ただオーガズムを感じるだけじゃなくて、もっとお互いを喜ばせたり、楽しかったりするような関係でありたい。
そうはいっても、誰かと付き合うって段階になると、デートしたりつるんだりする時間が本当にないのが問題。平日はフルタイムで働いていて、週末には副業をしてるから。自由になる時間は、いつも洗濯したりリラックスしたりするだけで終わってしまう。究極的には、お互いに合意の上で決まったセックスフレンドが何人か持てたらすごくいいんだけどな。
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Kenrya Rankin/Sleep Diaries, Naked Edition: Why This Single Man Prefers Making Out to Having Sex /Maya A. Kishida(翻訳)