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爪が弱くなる原因は何でしょう?

「爪は、髪の毛や皮膚にも含まれているケラチンというタンパク質の層で構成されています」と話すのは、コネティカット州ウェストポートの認定皮膚科医ロンダ・クライン医学博士です。

体内の細胞がケラチンを生成するスピードが老化とともに遅くなり、爪が弱くなって乾燥してツヤが失われてしまうのです」

前回に続いて、爪を強くする方法(そしてその状態を保つ方法)を、医師に聞きました。

定期的に手と爪を保湿しましょう 爪の長さは短くしておきましょう 爪やすりをかけましょう アセトンが含まれた除光液は使わないこと 除菌ジェルは使いすぎないで 強い爪にする食品を多く食べましょうは、こちら

7. 水分をこまめにとりましょう

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「十分に水を飲むことは健康にとって重要なことですが、爪の健康に関しても例外ではありません」とノースカロライナ州認定皮膚科医のシール・デサイ・ソロモン医学博士。

水分を補給することは、爪を強くしてうるおいを保つのによいのです。「適切なうるおいがなければ、爪はもろくなり、簡単に割れたり剥けたりします」

8. ビオチンのサプリを試してみる

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まだ確実に証明されてはいないものの、髪や爪を強くするのにビオチン(ビタミンB7)が役に立つかもしれません。「水溶性で体内には蓄積されないので、毎日摂取しましょう」(ソロモン医師)

※一定の期間服用しても爪の強度に改善が見られなければ、ビオチンに効果があるとは考えられません。しかし爪が実際に強くなり、定期的にビオチンのサプリを摂取しようと決めた人は、病院で何かの検査を受ける際には、検査の数日前からビオチンの摂取をやめるようにしてください。体内に大量のビオチンがあると、正しい検査結果が出なくなることがあります。

9. 水に触れる機会を最小限にしましょう

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手が水に長時間浸かっていると(お皿を洗う、お風呂に入る、水泳をするなど)、肌から水分が奪われるだけでなく、爪からもうるおいが失われます。

「水の中に長く浸かっていると体内の水分が出ていってしまうのです」(クライン医師)

家事をする際は裏地が綿のゴム手袋などを着用したり、水に浸かったり泳いだりする時はなるべく爪に水をつけないように心がけることで、乾燥を最小限に抑えられます。それが無理なら、次善策は水に浸かった後は手と爪を十分に保湿することです。

10. 爪の強化剤でケアして

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市販のネイルハードナーも短期的には効果がありますが、長期的にわたって使用するのであれば医師から処方される強化剤を選ぶとよいです。

なぜなら、爪がもろくなるのを防ぐために水分を閉じ込め強度を増す成分が含まれているから。「よい結果を得るには、爪の強化剤を根気よく集中的に使用するのがポイントです」(フィラデルフィアの皮膚科医リナ・アロー医学博士)

11. ジェルやアクリルのマニキュアはやめましょう

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爪を伸ばせない人にとって、簡単な代替品と言われているのがジェルやアクリルのマニキュア。

でも頻繁に使用すると、使っている過程で爪が剥がれたり弱くなったりすることも

またクライン医師は、これらのマニキュアを取り除くには大量のアセトンに指を浸さなくてはならないので、爪が非常に乾燥してしまうと指摘しています。

このタイプのマニキュアをローテーションして使用したい場合、使用しない期間を設けて爪が呼吸できるようにするか、特別な機会の時だけ使うようにしましょう。

12. 有害な成分を含まないマニキュアを選びましょう

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ホルムアルデヒド、フタル酸ジブチル、トルエンが含まれたマニキュアは避けましょう。これらの化学成分はすでに弱い爪には刺激が強すぎるからです」とコネティカット州の皮膚科医でアルベルト・アインシュタイン医学校臨床指導医のロビン・エヴァンズ医学博士。

ボトルに「3-free」と表記のあるマニキュアは、これらの怪しげな化学薬品が含まれていません(「5-free」「7-free」をうたうブランドもあります。前述の3つの成分に加えて、ホルムアルデヒド樹脂、カンフル、リン酸トリフェニル、キシレンを含まないという意味です)。

有害な成分を含んでいないマニキュアで有名な人気ブランドには、ゾーヤ、バターロンドン、デボラ・リップマンなどがあります。

13. 必ずベースコートとトップコートを使用しましょう

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爪が弱い時、特に役に立つのがベースコートとトップコート。

乾燥や破損から爪を保護するバリアの役目があるからです、とエヴァンズ医師。

14. マニキュアはひと休みする期間を設けましょう

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爪は呼吸をする必要があります。

「有害な成分の入っていないマニキュアを使っているとしても、常にマニキュアをしていると爪が弱くなります」とソロモン医師。

特に爪が割れやすくなったと気づいたなら(そして爪をしばしば塗っているなら)、爪が成長して強くなるまで1か月ほどマニキュアはお休みしましょう。

15. 医師の診察を受けましょう

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通常、爪が弱い原因には老化か何らかの外的な要因が考えられますが、これまでにそういうことがなく、家庭療法でも改善が見られないときは医師の診察を受けましょう。

鉄分不足(貧血)、甲状腺機能低下症、乾癬、レイノー病(循環器疾患)といった特定の疾患も爪の強度に影響を及ぼします」(クライン医師)。

爪をぼろぼろにしている隠れた健康問題を早く治療すれば、そのぶん早く爪も強く健康になりますよ。

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Krissy Brady/How to Grow Stronger, Healthier Nails, According to Dermatologists/Maya A. Kishida(翻訳)

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