しかし、実際には毎晩7時間より睡眠時間が少ないと、肌の老化が加速して体重が増えたりもします。
普段から体のことを気遣っているプロフェッショナルな人々は、毎日ぐっすり眠るためにどのような工夫をしているのでしょうか?
今回話を聞いたのは、ライフスタイル・インフルエンサーのダーネル・コックスさん。アンチエイジングのライフスタイルを紹介する「Live Young Lifestyle」を運営し、YouTubeでも人気のチャンネルを持っています。51歳なのに41歳のよう、とよく言われるというダーネルさんが、日々気をつけていることは?
1. 快眠できる環境づくりに投資を惜しまないで
image via shutterstock一般的に人間は、時間とお金をかけて、第一印象をよくするために玄関(や家の中のすべての部屋)を整えます。それなのに、自分自身がくつろぐために必要なものをケチるのはなぜでしょう? 自分に投資を惜しまず、睡眠にこそお金をかけましょう。
私はベッドルームの温度は必ず20度にセットしています。遮光カーテンを引き、枕にはシルクのカバー、消化を助けるようにマットレスの頭側を少し高くします。またリラックスして眠るためにスマホのアプリCalmを使って、海の音など自然の音を流します。
2. 寝る1、2時間前からスマホを使わない
image via shutterstock寝る3時間前の夜8時には、スマホを自動的にナイトモードに切り替わるように設定しています。
コンピュータ、テレビ、電子書籍リーダーやタブレットなどの電子機器はブルーライトを放出しますが、脳がこの類の光を日光だと勘違いするためにメラトニンの生成が減ってしまうのです。
夜にぐっすり眠るためにも、電子機器はできるだけ日中の使用に限るように心がけています。そうするのが本当に難しい日も、少なくとも寝る1、2時間前には機械の電源を落とします。夜更かしとSNSが好きな人たちは、自分で自分の睡眠を妨げていますよ。
3. 夕方6時以降は、お酒を飲まない
image via shutterstock私は家族のために自宅で料理をするのが好き。そして完璧に健康オタクな私ですが、料理している間に飲むカクテルやグラス一杯のワインも本当に大好きなんです。
今日の夜は自分で考案したアジア風サーモンを作りました。料理中に飲んだのは、オーガニックで亜硫酸塩を含まないピノ・ノワールを1杯。
でも睡眠を最適なものにしたいなら、夕方6時以降はアルコールを摂取しません。また2杯目を飲むのもいいなと思ったとしても、眠りの質が低くなるのでやめています。アルコールには鎮静作用があるといっても、多くの糖質も含まれていて、いったん糖が入ると体は興奮してしまい、かえって目が冴えてしまうんです。
4. メラトニンが豊富な食品を食べる
image via shutterstock眠りたい数時間前にメラトニンが豊富な食品を食べるようにしています。いつも夕食後にはおやつを食べていて、生のアーモンドやクルミ、ドライのクコの実などの入ったボウルを抱えて夫と一緒にソファでだらだら過ごすのですが、これらは体内時計に寝る時間だと教えてくれるメラトニンが自然に多く含まれている食品です。
私は頻繁に旅行するので、しょっちゅう概日リズムを調整しなくてはならず、そこで出かける時にはいつもメラトニン入りのグミを持っていくようにしています(日本ではメラトニンの製造・販売は認められていません)。
5. レモン入りのお湯を飲む
image via shutterstock金曜の夜はテレビ番組を見たりしながらソファでくつろぎ、保温ポットに入れてあるレモン入りのお湯を何度も飲みます。
普段は11時にベッドに行くけれど、そうしたくない日もあります。子どもたちが家にいる時に心地よい家の鼓動を感じながら、雑多な雰囲気の中に身をおくのもたまにはいいものです。
6. 睡眠中のアンチエイジングはしっかりと!
image via shutterstock友人と飲みに出かけた夜は、歯を磨いてさっさと眠りにつきたい気分になりますが、ベッドタイムは肌を若返らせる完璧なチャンス。すべてのお化粧や汚れをしっかり落として、それからアンチエイジングのスキンケアをたっぷり塗るまでは決してベッドには行きません。
私はスキンケアに関してはかなり手広くやっているものの、51歳になると20代の頃のように肌はコラーゲンを生成できません。そこで、ドライブラッシング、マイクロニードリング、細胞のターンオーバーをサポートするスキンケア商品(レチノイドやサリチル酸)がけっこう頼りになりますよ。
7. 再びチャージして心を落ち着ける
image via shutterstock日曜の夜は再びチャージするための時間。大体日曜になる頃には、毎週4〜5回のワークアウトで筋肉がかなり痛くなっているので、日曜をリチャージ日として活用しています。
夕食後には、テレビの前のソファに座るのではなく、フォームローラーを使って10分間のストレッチ。年を重ねるにつれて、筋肉量だけでなく柔軟性も失われるので、ケガの予防には柔軟な体でいることが大切。
寝る前にエプソムソルトを入れた温かいお風呂に入ると、いつもうとうとしてしまう。また翌週も頑張る準備ができたと感じながら、ベッドに入ります。
睡眠不足は病気のもと
Devin Tomb/How This Lifestyle Influencer's Sleep Routine Makes 51 Look Like 41 /Maya A. Kishida(翻訳)