そこで、2019-2020のランニングシーンを牽引するであろうNew Balanceのランニングシューズの新シリーズ「FUELCELL(フューエルセル)」をご紹介。速さを追求したという本シリーズ。ランニング好きの副編・Hが「FUELCELL PROPEL」を履いて試走してみました。さて、その走り心地とは?
“ふかふか”なのにスピードも担保
アスリートとともに開発した「FUELCELL(フューエルセル)」シリーズは、ニューバランスにおいて、最も高い反発弾性を備えたミッドソール素材「FUELCELL(フューエルセル)フォーム」を搭載しています。
「高い反発弾性」と聞くと、試走前から「ふわふわ?」「ふかふか?」「飛び跳ねるような走る心地?」など、楽しい走りができるのではと、期待が膨らみます。
なお、こちらのシューズで実際走ってみた距離はおよそ30kmほど(15km、10km、5kmに分けて3回)。初めて足を通してみたときの最初の1kmで実感したのは、ふかふかとしたような柔らかい履き心地だったそう。高い反発性と軽量性を実現した「FUELCELLフォーム」をフルレングスで搭載したことで、そのような走り心地だったのでしょう。
いい意味で予想を裏切るFUELCELL PROPELの実力
正直、ここまでは試走前の予想通りだったという副編・H。これまでのふかふか系シューズとはまた違う感触があったと言います。
副編 :
同じような感覚は他のブランドのランニングシューズでも感じたことがありますが、ふかふか感とは違った、シューズのアッパー部分で感じた「包み込まれているような安心感」でした。
個人的な感覚ですが、安心感はスピードと反比例するイメージの中で、「FUELCELL PROPEL」はスピードも出るので、これまでの概念を覆すシューズだと感じました。
何かしらのスペックにより安心感がもたらされるランニングシューズの場合、なかなかスピードが担保できないことが往々にしてあります。しかし、FUELCELLシリーズは速さも意識して開発しただけあり、相反する両者を担保することに成功しました。
それもそのはず、足裏全体でリバウンド効果を実感できる「FUELCELL PROPEL(フューエルセル プロペル)」を搭載したことで、地面を蹴って走っている感覚が直に影響します。それが結果的にスピードとなっているのです。
副編・H :
ふかふかな感触だけでは終わらずに、しっかりと地面と接地している感覚がありました。だからこそ、推進力が増し、スピードになって表れたと思います。
そして、副編・Hが語っていたアッパー部分で感じた安心感とは、エンジニアードメッシュアッパーの剛性をステッチワークで一段と高める新技術TRACE FIBER(トレースファイバー)を採用したことで実現しました。
副編・H :
シューズ全体が足にジャストフィットする感覚は! そのため、ストレスはまったく感じません。また、シューズ自体がソックライナー仕様のため、距離に関わらず少しの不安も感じませんでした。
弾むようなライド感でスピードを感じる1足。それでいて安心感と安定感をもたらしてくれるとは、さすがはニューバランスと言ったところでしょうか。
ウィメンズカラーは全4色展開。左上/BLACK MULTI、右上/BLACK、左下/RED、右下/BLUE、NewBalanceのFUELCELL PROPEL各13,200円(税込)そして、もうひとつ特筆すべきは価格。消費税が上がって、私たちの財布の紐がより固くなっている状況と、昨今のランニングシューズの価格が上がっているトレンドを加味しても、非常におすすめの1足。初心者ランナーにもやさしいコスパで、今季の楽しいランニングライフをサポートしてくれそうです。
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[ニューバランス]
撮影/佐山順丸(1枚目〜3枚目、5枚目)