部屋がぐるぐる回り始めて……。
激しいめまいに襲われた女性が、念の為救急に駆けつけたところ、実は大変な問題が隠れていました。実際におきたケースを紹介します。
失聴や顔面神経麻痺につながることも
この投稿をInstagramで見るKelly Staffordさん(@kbstafford89)がシェアした投稿 - 2019年 4月月24日午前11時10分PDT
NFLデトロイト・ライオンズのクオーターバック、マシュー・スタフォード選手の妻、ケリーさんにとっては大変な1年でした。2018年8月に娘が生まれて、3児の母となったケリーさんは、この春に脳腫瘍が見つかり、恐怖心を感じつつも緊急手術を受け、回復のさなかにあります。
4月の手術から数か月、ケリーさんはNBCのデトロイト地方局WDIVに出演し、「聴神経腫瘍(ちょうしんけいしゅよう)」が見つかった恐怖の瞬間について話しました。聴神経腫瘍は良性の腫瘍ですが、失聴や顔面神経麻痺につながる場合があります。
「医師は、私が(脳腫瘍があると)気づいていないことを知っているのかどうか分かりませんが、MRI写真を取り出すなり、『これが脳腫瘍ですね』って」と、ケリーさんは朝のニュース番組『Today』のインタビューで話しました。
激しいめまいの発作におそわれた後、緊急治療室(ER)で診察を受けたときのこと。めまいは気絶しそうになるほど激しく、抱いていた赤ちゃんを思わずマシューさんの腕の中に押しつけたそう。「部屋がぐるぐる回り始めたみたいで、倒れるかと思ったわ」(ケリーさん)
ただの「めまい」だと思っていた!
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ケリーさんはそのときまで、「回転性めまい」のせいでクラクラするのだと思い込んでいましたが、マシューさんは真相を究明しなければと思い至ったのです。ふたりはERに急行。
ケリーさんは脳腫瘍と診断されて、できるだけ早急に腫瘍を取り除く手術をする必要があると判明しました。手術は6時間の予定でしたが、結局12時間もかかりました。
マシューさんは不安で仕方がなかったそう。マシューさんの説明によると、「詳しい説明はなかったんだ。メールでは『ハードルが高く、手術は予想より2時間長引く見込み』という感じだったよ」
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ケリーさんの回復中、マシューさんはかいがいしく付き添いを続けました。
「いつもそばにいてくれたわ」と、ケリーさん。小さな娘たち3人のエネルギーを前にしては落ち込んでいるヒマもなかったと付け加えます。「子どもがいると素晴らしいのは、くよくよなんかしてられないこと。立ち上がって、前に進まなきゃ、と奮い立たせてくれる」
それからまだ4か月ですが、ケリーさんはかつてないほど元気に。できる限り身体に気をつけて暮らし、ボクシングも開始。そして、家族のサポートにはどれほど感謝してもしきれないそう。「自分を駆り立てて、チャレンジすることができる。間違いなく、家族からの最高のサポートを受けているから」
そんな勇気と強さには励まされます。毎日もっと強くなりたいですね。
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