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巷でよく聞く「グルテンフリー」。パン・パスタ以外に避けるべき食品は?

2019/10/21 22:00 投稿

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グルテンフリーとは?

グルテン(小麦、ライ麦、大麦やこれらの穀物に由来する食品等に含まれるタンパク質)の摂取をやめることで、最近はグルテンフリーを掲げた食材も増えてきています。

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セリアック病やグルテン過敏症の治療のために、グルテンフリーの食事をしている人もいるでしょう。

でもグルテンフリーというのは、パンやパスタを食べないようにするだけでは不十分。フレーバー付のアイスクリーム、加工肉、さらにはしょうゆなど、グルテンは多くの意外な食品に含まれています。

「成分表を見る際に小麦だけに注意すればいいのではありません。スペルト小麦、セモリナ、カムート、大麦、ライ麦、モルト(麦芽)などにもグルテンが含まれています」と話すのは、認定管理栄養士のアン・ローランド・リーさん。リーさんは、コロンビア大学セリアック病センター栄養医学の准教授で、摂食障害の栄養指導なども行っています。

実際に多くの食品がとろみや風味をつけるのにさまざまな種類の穀物を使用しています。たとえば大麦も、モルトフラワーや麦芽シロップといった形で飴やチョコレート、ミルクシェイク、プロテインバーなどにも含まれていることがあります。

何としてもグルテンを避けたい人のために、グルテンが含まれている意外な食品を集めてみました。

1. ソース、調味料、グレイビーソース

市販のソースや合わせ調味料は、とろみを出したり風味を加えたりするために少量の小麦や小麦でんぷんを使用している場合があります。「バーベキューソースやタコス用シーズニングにも小麦の代替品がフレーバーとして加えられていることがあります」(リーさん)

チーズ風味のアルフレードソースやマカロニ&チーズなど、クリームベースのパスタソースにも、牛乳とバターを混ぜてルーを作る際に小麦粉を使っているかもしれません。さらにターキーなどに添える缶詰のグレイビーソースの多くにも、とろみをつけるために小麦粉を使っているものがあります。

2. ビール

ビールの原料としてグルテンを含む様々な穀物が使われていますが、最終的な醸造過程で蒸留されることはないため、ほとんどのビールは特に明記されていない限りグルテンフリーではありません。つまり、ラガービール、スタウトビール、エールビール、麦芽酒は、残念ながらセリアック病の人は避けなくてはいけません。ただし、ワイン、ハードリカー、蒸留酒などはグルテンフリーです。

しかしリーさんは、セリアック病やグルテン過敏症の人は、グルテンを取り除いたと明記されているビールも避けるべきだと指摘しています。

また、シードルエールにも気をつけたほうがよさそうです。シードル自体にはグルテンは含まれていませんが、シードルエールはグルテンが含まれた穀物で醸造したエールをシードルに混ぜ合わせているからです。

3. 加工肉

ハムやサラミなど、肉製品の加工や保存の際に少量のグルテンを使用している可能性があるので、小麦、ライ麦、大麦などの派生物が含まれていないか成分表示を注意して読みましょう。しかし最近では、グルテンフリーの加工肉も多く販売されているとリーさんは言います。

「私は患者にサンドウィッチは手作りするようアドバイスしています。なぜならデリなどでサンドウィッチを注文した場合、間接的にグルテンを摂取するリスクが高まるからです」(リーさん)

明晩の『Prevention』に続きます。

もっと知りたい、グルテンのこと

健康のために避けたい調味料と保存食品は? 食のプロに聞きました

栄養療法のプロが教える、健康のために抜きたい食品4つ

Tiffany Ayuda/10 Sneaky Foods That Contain Gluten—And What to Do About It /Maya A. Kishida(翻訳)

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