ホットヨガには通っているけど、筋肉は全くない非筋トレ系ライターlilyが都内随所に存在する「ダイエットジム」をイラストともにレポートします。
今回は、日本の伝統文化「相撲」と「ヨガ」を掛け合わせた斬新なプログラムがあると聞いて、訪れたのはホットヨガスタジオ・ロイブプラス銀座店。NYやLAでも人気を博した「相撲ヨガ」のレッスンを体験してきました。
ホットヨガスタジオ・ロイブプラス銀座店はこんな人におすすめ
ホットヨガが好き だけど筋トレもしたい 特にお尻や太ももを鍛えたい 柔軟性やバランス感覚も高めたい 女性限定のスタジオがいいロイブのオリジナルレッスンである「相撲ヨガ」は、相撲の動きを取り入れながらヨガの呼吸法でコアを鍛える新感覚のプログラム。
蹲踞(そんきょ)や四股(しこ)など相撲の動きを取り入れることで、下半身を効果的に鍛えることができるそう。
蹲踞のポーズで、インナーマッスル強化
和テイストな音楽とともにレッスンがスタート。インストラクターさんの見本を見た後、動きとポーズにチャレンジしていきます。
まずトライしたのは、相撲の蹲踞(そんきょ)というポーズ。蹲踞とは、かかとを上げた状態でひざを開いて深く曲げ、上体をまっすぐにした姿勢です。これが結構キツくてびっくり!
まずは直立状態から吸う息とともに両手を上げて、吐く息で胸の前で合掌します。ここまでは普通のヨガと一緒。
その後、上半身は合掌したままブラさずに、かかとをアップした状態で膝を深く曲げます。下がりきったところで左右の膝を開けば蹲踞の姿勢に。
「ぐぬぬ……」
思わず声にならない唸り声が出るほど体幹を使うのがこのポーズ。気を抜くと倒れてしまいそうになるので、自然とインナーマッスルを使えます。コアだけでなく、足首やふくらはぎを引き締めるほか、骨盤底筋群を使うので膣トレにもなるそう。
スクワットに似た動きで、美脚を作る
次はスクワットを相撲風にアレンジしたような動きにトライ! 股関節を外に開き、膝を90度くらいまで曲げた状態を基本姿勢に動いていきます。
これだけでもキツイのですが、さらに上半身を前傾させて脚を大きく開いたスクワットの形に。スクワットとの違いは、内腿にめちゃめちゃ効いてる感じがすることと、股関節のストレッチを感じること。そのままの体勢で、呼吸とともに手にも動きをつけていきます。
吸って、吐いて。両手を前に、両手を開いて。
吸って、吐いて。両手を上に、両手を開いて。
ひとつひとつの動きはゆっくりですが、下半身をしっかり使うので強度は高め。ダイエット効果を高めるためにもヨガと同じように呼吸と連動させて動くことがポイントです。
その動きの流れにのったまま、片手ずつ拳を床に置いてグッと上半身を落とします。そう、これは「はっけよーい、のこった!」のポーズ。
このポーズから、また両手を上にあげて開いて……、という一連の動きをリズムに乗って何回か繰り返して行きます。
慣れてくると、相撲っぽい動きが板についてきました。「なんか、かっこいいじゃん!」とゾーンに入ってきた私。思わず、掛け声をあげそうになるほどノッてきました。
これぞ、THIS IS THE四股ダイエット
いろんな動きがありましたが、いちばんのお気に入りが四股踏みポーズ。その名の通り、脚を大きく振り上げて「ハッ」という掛け声とともに、両足を踏みしめます。
日頃、デスクワークばかりしていると、足腰が衰えてくる気がしますが、四股のポーズは足腰を鍛えるのにぴったり! 片足でバランスをとりながら股関節をグッと開くことで骨盤の血行も良くなり、子宮にも良さそう。
不思議なもので、四股を踏んでいると、士気が高まり集中力がアップするんです。今度、原稿に煮詰まったら家でもやってみようと思いました。
カームダウン、そして最後は正座で瞑想。
レッスンの終盤は、ヨガの「牛の顔のポーズ」などで骨盤や肩甲骨を整えて、上がった息を落ち着かせました。その後は正座で瞑想タイム。相撲ヨガでは、体を鍛えるだけでなく自分の精神に意識を向けることも大切にしているそうです。
相撲ヨガの翌日は見事に内腿が筋肉痛に……。音楽にのってノリノリで動いていたので、その時はまったく辛いと感じませんでしたが、実はかなり効いていたようです。
相撲ヨガはインナーマッスルを鍛えられるだけでなく、柔軟性アップ、バランス感覚アップ、子宮周りの血行アップと女性の美容にうれしい効果がたくさんあるのもポイント。それにホットヨガなのでこれからの季節は温活にもぴったり。
デスクワークが多く、下半身のエクササイズを検討している方は、ぜひ一度お試しを!
ジム体験記
45分でのべ20種のマシンを使い倒す。「遊び場系ジム」は辛みと楽しみが混在していた
イラスト/諌山由梨子(2枚目〜4枚目)
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