仕事やプライベートにおいて、自分の提案を通したいシチュエーションは誰にでもあります。例えば、仕事なら自分のやりたいプロジェクトを通したいとき。プライベートなら彼氏に自分の行きたいデートプランを通したいときなど。
今回は、そんな時に役立つテクニックを紹介しましょう。
一本槍(いっぽんやり)で行かないことが大事
いちばん要領の悪い人は、自分のやりたい提案1本で勝負する人。100%、提案を聞く側から「あーだ、こーだ」指摘を受けてしまうのが目に見えています。こうなると、炎上してもう収集がつきません。
どんな提案にも、メリット、デメリットは存在します。また、提案を聞く側の人たちも、正直無責任な人も多いですから、いろいろ言いたいんです(苦笑)。
ひとつ目のテクニックは、提案1本でのぞむんじゃなくて3本くらい準備しておくこと。もちろん、自分で通したい提案以外の2本は、捨て案でいいんです(笑)。
そして、聞く側の人にどの提案がいいか選ばせるんです。そうすれば、無責任な発言がしづらくなる。提案を考える労力は多少増えたとしても、1本出していろいろ言われて迷走するよりは、あとあと楽ですね。
相手からの指摘を逆手にとる
提案に対して、「あーだ、こーだ」と文句やアドバイスを言う人はいると言いました。例えば、あなたが幹事で、友達との女子会のお店を、忙しい時間を割いていろいろ調べて、友達に提案したとします。
「どう思う?」と聞いた時、友達から「そのお店のコース、食事もおいしいし、サービスもいいけど、コスト高いよね」という指摘を受けたしましょう。
ここで、すかさず、「じゃあ、コストを落としたプランをお店と交渉できたら、このお店で決めていいよね?」と確認をとるんです。そうすれば、相手もダメとは言いづらい。この相手からの指摘を逆手にとるテクニックも有効。
それでも、あまりにも無責任に文句ばかり言う人には、「最後の切り札」を出しましょう。
「これ以上アイデアが思いつかないので、これに代わるアイデアありますか?」と、いっきに相手にボールを投げて追い込むテクニックです。
ただ、この最後の切り札は、あまり目上の上司などにはやらない方がいいですよ(苦笑)。
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イラスト/古荘風穂