久保さん :
トレーニングの際に可動域を変化させることで、部分的な筋肥大を誘発できる可能性があることが多くの研究から明らかになっています。難しく考える必要はなくて、簡単に言うと筋トレ中に動いた筋肉が発達します。
Bloomquistら(2013年)の研究では、12週の間、週に3回深いスクワット(ディープスクワット)を行ったグループと浅いスクワット(パーシャルスクワット)を実施したグループを比較した場合、ディープスクワットをした人たちの方が、太ももの前の筋肉が統計的に有意に筋肥大をしていることが明らかになりました。
一方、パーシャルスクワットを行ったグループは、太ももの付け根あたりの部分しか筋肥大を起こしておらず、膝にかけての部分は統計的に有意ではないものの、筋肉量が減ってしまっていることが明らかになっています。これは「Regional hypertrophy」と呼ばれている現象で、この分野だけで膨大な数の論文が発行されるほど注目を集めているものです。
Testosteroneさん :
よくダイエット特集などで取り上げられる「部分痩せ」はとても難しく実現は厳しいが、狙った場所だけを鍛えて大きくする「部分筋トレ」はできるのだ! 「腕はほっそり、お尻はプリンとした~い♡」というわがまま女子の願いも、筋トレなら叶えてくれる。
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自分が嫌い、疲れやすい、太り始めた、モテない、気分が病み気味……。そんな悩みの99%は筋トレとプロテインで解決する!というTestosterone。現役のスポーツ科学研究者とタッグを組み、「筋トレ=最強のソリューション」を、最新の科学的エビデンスで紹介する。
Testosterone(テストステロン)
1988年生まれ。110kgに達する肥満児だった学生時代、米国留学中に筋トレと出会い40kg近いダイエットに成功。筋トレと正しい栄養学の知識を広めることをライフワークにしており、無料ダイエットサイト「DIET GENIUS」、アスリート向けトレーニングメディア「STRONG GENIUS」を主宰。Twitterフォロワーは80万人を超える。