口臭い? って、人には聞きにくいもの。
ハーバードヘルスブログによると、およそ3人に1人は口臭を気にしているといいます。また、口臭は歯医者へ行くべきことでもあるのです。
今回は、口が臭くなる原因と、口臭を解消するための簡単な方法をいくつかご紹介します。
口臭の原因は?
コーヒー、アルコール、タマネギ、ニンニクはすべて口臭の原因になります。さらに専門家によると、慢性的な口臭の一番の理由は口腔の衛生不良です。
歯肉の下や舌の裏側には何百万もの細菌が住んでいます。歯が定期的かつキチンと磨かれていないと、細菌は口の中のタンパク質や食べカスを食い尽くし、揮発性硫黄化合物として知られるガスを放出するのです。その結果、虫歯、歯周病、口臭をひきおこす と話すのは、デンタルバイブ・インジェクション・コンフォートシステムの発明者であるスティーブン・G・ゴールドバーグ歯科医師。
口臭がずっと続くようであれば、もっと深刻な健康上の問題の兆候なのかもしれません。口臭のある人の約10%は感染症、肺炎、気管支炎などの病気にかかっている可能性があるからです。
口臭の原因には、鼻腔、副鼻腔、のどや扁桃腺の問題もあります。胃食道逆流症(GERD)、糖尿病、肝臓または腎臓の症状の場合も。口内カンジダ症として知られている口の中でのカンジダ真菌の過増殖も原因となり得ますが、通常は抗真菌薬で治療されます。
口臭を消す10の方法
1. ヨガ
ヨガのクラスをフルに取り組む必要はありませんが、鼻や呼吸器から毒素を放出すると考えられているシータリー呼吸法(舌をストローのように細める呼吸)や火の呼吸法を試してみては。
2. 重曹でうがいする
重曹(重炭酸ナトリウム)は、酸や、臭いの原因となるバクテリアを中和させます。小さじ2分の1杯に水を加え、30秒間かき混ぜます。
3. よい睡眠をとる
いびきをかいたり、口を開けたまま眠ると、唾液の生成が減って口臭が強まります。仰向け寝の人は横向き、またはうつ伏せ寝に切り替えてみしょう。
また、朝のきつい口臭は睡眠時無呼吸症候群の兆候かもしれないので、医師に相談してみるとよいでしょう。就寝中にマウスガードやその他の歯科用器具を使う場合は、定期的に洗います。
4. アロエベラジュースを試す
アロエベラは日焼け跡のケアでおなじみですが、歯垢と戦い、唾液を活発に出す抗菌効果を発揮するものでもあります。
健康食品店やネットで入手したアロエベラジュースで朝晩2回うがいをします。飲み込まずに吐き出しましょう。
5. タバコをやめる
“喫煙者の口臭”といわれる理由はこうです。喫煙とタバコ製品は口中の細菌を増やし、口臭だけでなく歯周病や時には口腔がんの原因になります。加熱式タバコもまた口内の健康に影響を与えます。
6. 水分補給する
十分に水を飲まないと、唾液の流れが悪くなり、においが強まることがあります。常に水を持ち歩き、1日を通して飲むようにします。
7. ワインを1杯飲む
『Journal of Agricultural and Food Chemistry』誌の研究によると、赤ワインを適度に飲むと細菌の繁殖が抑制されるそうです。着色しないよう、飲んだ後に口をゆすぐようにします。
8. りんごを噛む
たくさんの咀嚼が必要で、繊維が豊富な果物と野菜は歯をきれいにします。さらに、ビタミンCは細菌を殺すのです。
9. ガムを噛む
シュガーレスガムを1日を通して噛んでいれば、歯から食物粒子を取り除き、口の中の水分をキープしてくれます。
10. お茶をすする
午後のコーヒーの代わりに緑茶か紅茶をどうぞ。どちらもポリフェノールを含み、細菌の繁殖を防ぎます。
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Darcy Jacobs/Completely Natural Ways to Get Rid of Bad Breath/STELLA MEDIX Ltd.(翻訳)