「スキンケアはしっかりとする」という人でも、シワやたるみに比べて後回しにしやすいのが、唇のケアです。美容皮膚科、アオハルクリニック院長の小栁衣吏子先生によると、 肌はキレイになったけれど唇はケアしていないという人が多いのだとか。
しかし「悩みがない状態だからノーケア」ということでもなさそう。なぜならユースキン製薬の調査によると、「手荒れ以外の肌の悩み」のトップが唇の荒れなのです。
たとえば「唇が乾燥して硬く、たて筋が入り、皮がパカっと剥がれてしまう」、「一年中唇の乾燥がひどく、こまめに保湿しても皮がむけてしまいます」などの声も。
たしかに、夏でも荒れることのある唇。ではどのようにケアすればよいのでしょうか?
自分の唇あれの症状はどのタイプ?
image via shutterstockまずおさえておきたいのが、唇が荒れる原因です。皮膚と粘膜の移行部である唇は、肌に比べて皮膚の角層が薄く、皮脂膜がほとんどありません。だから荒れやすいのです。
また、唇あれに拍車をかけるのが、唇をなめる、かむ、そして唇を口の中に巻き込んで閉じるといった習慣。
さらに皮膚を刺激する辛い・酸っぱい食べ物を食べることや、汚れたり、酸化した古いリップクリームを使うことも原因になります。
唇あれの症状は3タイプあります。軽度は乾燥しがちな唇。中度はたてに割れがちな唇。そしてひび割れやただれ、口唇炎、口角炎といった重度の症状に分けられます。
これら症状に合わせてリップを選ぶことが、改善への近道。だから自分のタイプを知ることが重要なのです。
正しいリップケアとリップクリームの選び方
image via shutterstock唇が荒れている人のケア方法として8割以上の人が市販のリップクリームを使っているとか。でも「塗っても潤わない」、「ひび割れ・皮むけなどが治らない」といった不満を抱えている人が多いのも事実。
原因は、自分に合ったリップクリームを選び、正しい塗り方を実践していないからかもしれません。
リップクリームの選び方のコツは自分の症状。乾燥しがちな唇は化粧品タイプのもの。割れがちな唇は薬用タイプ。そして口唇炎、口角炎の場合は医薬品タイプを選びます。
また、日中は化粧品リップや薬用リップ、就寝前や休日は薬用リップや医薬品リップでスペシャルケアをするのもいいですね。
塗り方にもポイントが。まず唇を上下左右の4ブロックに分けます。その1ブロックあたり、指の第一関節の半分くらいの量を塗ります。
唇の縦ジワに沿って中央から口角に向けて、楕円を描くようにやさしく塗りましょう。その際、 薬指でマッサージをしながら塗るとより効果的です。4つのブロックに分けることで、荒れるポイントや癖がわかることも。たとえば下唇に荒れが残るのは噛み癖があるから、など。
症状別に展開している商品も
正しいリップケアをすれば、唇全体をムラなくケアでき、唇あれのスパイラルを断ち切ることができます。すると唇の血色もよくなり、印象が明るくなります。
そうなるためにもリップクリーム選びは大切。 日本の肌を見つめてきたユースキン製薬では、従来のリップケアブランドを一新し、様々な状態の唇をすこやか唇へと導く「ユースキン リリップ」として 8月より新発売します。
乾燥しがちな唇用の「ユースキン リリップケアスティック(医薬部外品)」、割れがちな唇用「ユースキン リリップケアチューブ(医薬部外品)」、口唇炎など重度の唇用「ユースキン リリップキュア(第3類医薬品)」の、3タイプに分かれているので、症状に合わせて選べるのが嬉しいですね。
写真左から、ユースキン リリップケアスティック(医薬部外品)3.5g 760 円 (税抜)、ユースキン リリップケアチューブ(医薬部外品)8g 900 円 (税抜)、ユースキン リリップキュア(第3類医薬品)8.5g 1,100 円 (税抜)なかでも割れがちな唇におすすめの「ユースキン リリップケアチューブ」なら直接塗ることも、指にとって塗ることもできるので、使い勝手も◎。
そもそも医薬品のリップがあることを知りませんでした。これからは重症のときでもしっかりとケアできそうです。唇のかさつきは意外と目立つもの。鏡でチェックしたり、自撮りでチェックする習慣を身につけたいと思います。
脱・老け顔スキンケア
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