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ダニの急増に注意! プロが教える対策と、睡眠負債をためない部屋づくり

2019/07/11 23:00 投稿

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最近、よく眠れていますか? 気温や湿度の上昇でカビ・ダニなどが繁殖しやすい梅雨の時期は、睡眠の質も低下しやすくなります。

今回は、梅雨こそ気をつけたい「部屋の汚れ」と「睡眠」の関係と、お掃除のプロ「ダスキン」が教える「掃除の仕方」についてご紹介します。

質のよい“空気”が質のよい“睡眠”をつくる?

人間が一日に摂取する物質(飲食物含む)のうち、83%は「空気」です。しかも多くの人々は一日のおよそ3分の1の時間を睡眠に費やしているため、寝室の空気の質は非常に重要といえます。

寝室の空気が汚れていると、異物の除去にエネルギーを消費して細胞修復に手が回らなくなったり、呼吸が浅くなってリラックスしにくくなったりして、眠ってもなかなか疲れがとれなくなってしまうことも……。

梅雨から夏は、ダニの急増に要注意

寝室の空気が汚れる原因としては、「外気の汚れ(花粉・PM2.5)」のほか、「寝具や衣類のホコリ」、「カビ(北向きの部屋は特に注意)」、「ダニの死骸・フン」などが挙げられます。

特にダニは、温度20~30℃、湿度60~80%の暗い場所で繁殖しやすく、梅雨から夏にかけての時期には急激に増えやすくなるので注意が必要です。

ダニ対策は「洗う・吸う・干す」!

寝具のダニ対策は、「洗う>吸う>干す」の順に有効と言われています。

死骸やフンの多くは寝具から空気中へと舞い上がるので、シーツやカバー類、薄手のふとん類などは定期的に自宅の洗濯乾燥機で洗うよう心がけましょう。シーツは週に1回、枕カバーは2~3日に1回のペースが目安です。

自宅では洗いにくい大型のふとん類には、掃除機を使うのも有効。週に1回程度、1平方メートルあたり20秒間を目安に、両面からゆっくりと掃除機をかけて吸い取るのがコツです。

また、ダニは日が当たらない場所に隠れる習性があるので、天日干しの際は必ず両面を日に当てるようにしましょう。取り込む際には「ふとんたたき」の使用はNG。死骸やフンを細かくしてさらに吸い込みやすくなってしまうので、逆効果です。

部屋のエアコン・網戸・床にも注目

寝具がきれいになったら、そのまわりにも注目を。

エアコン

まず「エアコン」内部には、カビが好む温度や湿度、栄養分などの環境が揃っており、汚れを放っておくとカビの胞子が風といっしょに排出されるおそれがあります。定期的なお手入れを欠かさず行いましょう。

網戸

また、部屋の空気をきれいにするには換気も有効ですが、「網戸」が汚れていると網戸に付着した汚れが室内に入り込み、逆効果になってしまうことも。

汚れが気になるときは、モップや掃除機で網戸のホコリを取り除いてから、ぞうきんやスポンジで両面を拭き取ってみてください。

さいごに、「」のホコリもしっかり除去しておきましょう。床掃除のタイミングは、床にホコリが落ち切っている起床時や帰宅時がおすすめです。

睡眠負債をためないで

慢性的な睡眠不足は「睡眠負債」となり、肥満や病気のリスクの増加、集中力・記憶力の低下、イライラ感や不安感の増加など、身体のさまざまな不調を引き起こすと言われています。

快適な眠りの環境をつくるには、空気をきれいに保つ以外にも、パジャマや寝具、室温・湿度、光や音などに気を配るのも効果的です。あなたもこの機会に一度、寝室の環境を見直してみてはいかがでしょうか。

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