鴨肉は、女性におすすめの「ビューティミート」
6月16日にオープンした「Baumhaus SUN(バウムハウス サン)」は、川崎駅から徒歩10分ほどの場所にオープンしたレストラン。「あいち鴨」という国産ブランド合鴨をメインにした珍しい“鴨イタリアン”です。
鴨肉というと鍋や鴨南蛮のイメージがありますが、じつは「ビューティミート」として注目が高まっているとのこと。他の肉とくらべて鉄分とビタミンBが豊富と言われ、貧血になりやすい女性にはとくにおすすめなのです。
そして合鴨の脂は、血中コレステロールを下げて生活習慣病予防に役立つといわれる「不飽和脂肪酸」が豊富であることもポイント。「あいち鴨」の脂は体温より低い26℃で溶けるので、食後に体内に蓄積されにくくヘルシーだといいます。
鴨肉の透き通る甘みを堪能
あいち鴨の肉寿司盛り合わせ。ロースをはじめ、レバーやハツなど希少な部位を食べられる。「あいち鴨」は肉厚で、肉のうま味がぎっしりと詰まっているのにクセがなく、透き通るような甘みを感じるのが特徴だそう。鴨肉の生ハムやレバープリンなど、珍しい鴨のシャルキュトリーを盛り合わせた前菜は華やかで、レバープリンのとろける味わいが見事でした。
あいち鴨ロースの炭火焼きそして「26℃で脂が溶ける」という鴨肉の魅力は、メインのムネ肉の炭火焼きで実感。炭火で焼いた皮の香ばしい香りと一緒に、口の中で脂がふわっととろけて、上品な甘みとうま味が広がっていきます。ボリューミーですが胃もたれする感じもなく、超厚切りのお肉がするっとおなかに収まってしまいました。
鴨肉好きのオーナーこだわりの味
「Baumhaus SUN(バウムハウス サン)」の鴨料理のおいしさは、「肉のなかで鴨肉が一番好き」という若きオーナーのこだわりが生み出したもの。都内には姉妹店の鴨ビストロ「鴨―ワイン酒場SUN」(御徒町)、鴨焼肉「鴨屋SUN」(人形町)もあり、希少な鴨寿司や鴨の焼き肉を味わうことができます。
もともと合鴨はとても神経質で、ストレスによって肉質や味が左右されてしまうのだそう。そのため、「あいち鴨」は日本農林規格で定める地鶏の10倍以上の広さで平飼いをし、ストレスフリーの環境でのびのびと育てているといいます。
リノベーション建築の隠れ家感も魅力
野菜のスチーム 鴨の肉味噌とイタリアの塩で野菜は愛知県・東三河産にこだわっていて、とにかくフレッシュ。
お酒は東京都台東区初のワイナリー「葡蔵人(ブックロード)」のワインをメインに、自然派ワインや愛知県の日本酒を取りそろえてペアリングを提案してくれます。
「葡蔵人(ブックロード)」のワイン森の中の一軒家レストランをイメージしたという店内は居心地がよく、「隠れ家&秘密基地」というコンセプトにぴったり。古いビルをリノベーションした複合施設の2階にあり、1階にはカフェやクラフトビール工房にバスケットボールコート、上階にはシェアオフィスや女子プロの道場が入っていて、食事の後もワクワクします。
駅からは少し歩きますが、川崎の新名所になりそうなレストラン。鴨肉で夏バテ解消がてら、ぜひ訪れてみてください。
住所:神奈川県川崎市川崎区日進町3-4 unico2F
電話:044-201-6162
営業時間:平日 ランチ 11:30~14:00(L.O 13:30)、土日:ブランチ 12:00~15:00(L.O 14:00)
定休日:月曜日
※コース6,480円〜、鴨肉づくしのスペシャルコース12,960円〜(税込)