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ほとんどの茶葉が農薬を洗い流がしていない!? 毎日口にするモノだから見直したい「お茶選び」

2012/11/18 14:30 投稿

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緑茶、紅茶、ウーロン茶と名称こそ違うものの、これらは、じつは同じ茶の若葉から加工されたお茶です。日常的に飲まれるお茶ですが、一般的な茶葉の多くが、摘み取ったあと、洗浄せずに加工される(※1)のをご存知ですか?

農林総合研究センター茶業研究所の加工利用担当の方に伺ったところ、新芽が出た後は農薬を散布しない農家さんも増えているそうですが、基本的には洗浄せずに蒸機で加工されます。その際、濡れていると蒸気の熱を奪われ、十分な熱で蒸せずに蒸しムラができるなど品質が落ちてしまうことから、茶葉は雨の日は摘まないのが一般的といわれています。
おいしいお茶にこだわる一方で、お茶の産地といわれる地域では、1年で約10〜20回(※2)ほど、農薬が散布されています。さらに、高級茶葉の需要の高まりりにより、お茶のうまみを追求するため、栽培時に肥料として通常より多くの窒素を混入しているため、土壌劣化と水質汚染が心配されています(※3)。

もちろん国内で生産される農産物は、国で定められた「食品衛生法」と「農薬取締法」によって許容基準と安全性が確保されていますが(※4)、 毎日摂取するものだからこそ、農薬の心配のないオーガニックの緑茶や紅茶など、できるだけ安全なものを選びたいですね。

このように、お茶ひとつとってみても選択肢は様々。健康的に過ごすためにも、「オーガニック」について学ぶことは、身近な食品が私たちに与える問題について気づかせてくれるきっかけになってくれるはず。

「オーガニックコーディネーター検定」では、オーガニックなことはもちろん、健やかで豊かな暮らしのアイディアを学ぶことができますよ。一杯のお茶をきっかけに、オーガニックについて学んでみてはいかがでしょう!



※1:ナチュラルハウスより
※2:『特別栽培農産物に係る表示ガイドライン』に関する三重県慣行レベルより(PDF)  
『鹿児島県『特別栽培農産物に係る表示ガイドライン』に関する慣行レベルより(PDE)
※3:農林水産省作成資料「茶生産における施肥の現状と課題」より(PDF/2P、6P参照)  
※4:農林水産省HPより(図6参照)

photo by Thinkstock/Getty Images

(マスターオーガニックコーディネーター 杉谷あきの)

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