答えはシンプル、あなただけにぴったり合った人がどこかにいる、という考え方のことです。
運命の人を見つけるというアイデアはとてもロマンチックですが、あまり現実的ではありません。実際、人間関係を扱うセラピスト達の多くは、あからさまにこのアイデアを否定しています。
本当に気の合う人は、この世に20人しか存在しない!
「ソウルメイトを見つけるという発想が、結婚をダメにした事例もあります」と『The Happy Couple』の著者で心理学者のバートン・ゴールドスミス博士は言います。「現実的に言えば、あなたに合った人は地球上に10~20人程度でしょう。まぁ、もう少しいるかもしれませんね。でも、残りの人生、ずっと気の合う完璧な人というのは存在しません」
マンハッタンを拠点に活動する認定臨床心理士のジョセフ・シロナ博士も同じ意見、ソウルメイトの概念は「有害だ」と指摘します。
ソウルメイトの概念に従おうとすると、悲惨な結果につながります。ソウルメイトと思った人と別れたり、その人に何かあったとき、ほかの人と付き合うことを避けてしまうからです。
完璧にぴったりでなくても自分に合った人がいるかもしれないのに、とゴールドスミス博士は言います。
とは言え、あなたにふさわしい人は必ずいるはずです。完璧なパートナーを見つけたいなら気づくべき大事なサインをご紹介します。
1. 心の底では、この人がぴったりな相手だとわかっている
image via shutterstock「ふさわしい相手を見つけたと、はっきりわからない場合もあります」とシカゴのスカイライトカウンセリングセンターのオーナーで、『You Are Not Crazy: Letters from Your Therapist』の著者でもある、認定ファミリー・セラピストのデビッド・クロウ氏は言います。
「理想のパートナーを見つける要素はたくさんあります。そのなかには本能で感じ取るものもあります」。ゴールドスミス博士は、直感だけに頼って人生のパートナーを選ぶのは危険だと注意しますが、心の中では、相手が自分に合った人かどうかわかっているはずだと話します。
2. タイミングが合う
image via shutterstock別れを引きずっているときや、身を固める覚悟ができていないときに素敵な人と出会っても、うまくいきません。
でも、将来に対して同じ思いで、ほかの点でも気が合うと感じるなら相性がいいと言えます、とクロウ氏。
3. 一緒にいると、ものすごく心地よい
image via shutterstock「これは最も大事なことのひとつです」とゴールドスミス博士。「人生に安らぎを与えてくれるかそうでないかの差は、生きるか死ぬかくらい違います」
安らぎがないと、気分も上がりません。お互いにリラックスできる関係こそ、健全な関係を示す確たるサインです、とクロウ氏は言います。
4. 相手の感情がよくわかる
image via shutterstock恋人同士の勘で、何も言わなくてもパートナーのことがわかるという感覚です。これはとても強力で、人生で難しい問題に直面した時など、この先長く役立ちます。
「心のつながりを感じられることは、健全な関係に不可欠です」とクロウ氏。
5. 自分をよくわかってくれると感じる
image via shutterstockいろんな人とデートをすることで、楽しい時間を過ごすことはできます。でも、あなたのことを本当に理解してくれる人が現れたら、人生が一変するかもしれません。
「あなたのことをわかってくれる人がいると、自己肯定感が高まり、とても気分がよくなります」とゴールドスミス博士。
自分の声に耳を傾け、理解してくれたと感じると、関係性もうまくいきやすくなります、とクロウ氏。
6. 価値観や目標が同じ
image via shutterstock生い立ちや好みは違うかもしれませんが、重要なのは「人生で大切にしていること」が同じ、ということです。
「共通の価値観や目標を持っていること、それが一番大事です」とゴールドスミス博士は言います。
長い目で見たとき、そういったことが本当に重要になってきます、とクロウ氏。「似たような価値観や目標を持っていれば、共に歩む人生がはっきり見えてきます」
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