病気で体調が崩れてしまったとき、とにかくその状況を乗り切るのは、最善の方法です。でも、もしひどい胃の痛みが治まらなかったり、しょっちゅう頭痛に襲われたりするなら?
大したことないように見える症状でも、実際には身体が大きな問題に直面しているサインかもしれません。ここから紹介するような症状をよく経験するようであれば、急いで医師にかかるとよいかもしれません。
自分の身体のことをいちばん知っているのは自分ですから、おかしいと感じることがあれば一度調べてみてはいかがでしょう。
「突然ひどい頭痛がする」、「頻尿」など10のサイン(前編)は、こちらの記事で。
1. あご、肩、背中の不快感
「これらの症状はいろいろなことを意味する可能性がありますが、もし症状が長引いたり、しょっちゅう起きたりするようなら、心臓病のサインかもしれません」(ガイザーさん)。
医師が症状から判断して循環器疾患を疑った場合は、さらに検査を受けることになります。
2. 継続的な疲労感
長時間の仕事をしたり、家族とせわしなく過ごしたりした日に、疲れるのは自然なこと。でも、もし慢性的に疲れを感じるなら、何か問題を抱えているサインかもしれません。
「慢性的な疲労は糖尿病を意味する可能性もあるので、血液検査を受けることになる可能性もあります」と、ガイザーさんは説明します。
3. 息切れ
わけもなく息切れするのは怖いことなのです。
突然やってくる息切れは、多くの場合、慢性閉塞性肺疾患、気管支炎、もしくは血栓など、隠れた健康上の問題を意味している可能性があります。
4. うつ
医師とメンタルヘルスについても相談するのは大切なことです。
「どんなケースでも、気分や感情に大きな変化を感じるときには軽く考えるべきではありません。それはうつを意味している可能性があり、医師の診察を受けるのがいいでしょう」とガイザーさんはすすめます。
5. 食欲不振
少ししか食べていないのに満腹を感じるのは、ダイエットの成功と考えず、軽く考えないほうが賢明。もし食欲の不振が続くなら、医師に相談した方がよさそうです。
とくに吐き気、嘔吐、体重減少、膨満感を伴うのなら、それは卵巣がん、潰瘍、胃酸の逆流のサインである可能性があります。
6. ウエストラインの膨張
「短期間でウエストが太くなり、食事を変えた覚えもない。そんなときは腹部の脂肪が示す心臓病のサインかもしれません」と、ガイザーさん。
おなかまわりが太くなった理由は液体がたまったため。それは肝臓や心臓の問題を意味するのです。
7. ぼやけた視界
視界がぼやけたり、予想外にメガネの度数が変わったりすることは、単に新しいメガネが必要というサインではありません。
むしろ、これらの事柄は糖尿病や脳卒中などの深刻な健康問題を意味する可能性があります。かかりつけの医師に相談したほうがいいでしょう。
8. 足や足首のむくみ
肥満でなくとも身体の体積が増すことはあります。一日中立っていると、そのせいで足首がむくみますよね。
でも、継続的に足や足首がむくむのなら、それは浮腫の症状かも。心臓の弁に問題があると、身体の特定の部位に液体が集まることがあるのです。
9. 寝すぎ
ガイザーさんによると、いつもよりかなり長く寝たり、朝起きられなかったりするならば、それはうつのサインの可能性があります。
医師に相談して検査してもらうのがベストです。
10. 頭が混乱する
物事に集中したり、考えをまとめたりするのが急に難しくなった、もしくは自分自身の行動が変化したように感じるということがあるなら、医師の診察を受けた方がよいかもしれません。
何でもない可能性もありますが、感染症やメンタルヘルスに関わる深刻なサインの場合もあるからです。大きな問題ではないと考えていても、相談する価値はありそうです。
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