今の季節、新社会人になる人もいれば、異動により新天地で新しくスタートする人もいたりと、いろんな人との初対面のシチュエーションが増えますよね。
僕の持論としては、初対面でドン引きされるNG行動のディテールを追及するより、もっと最大公約数的に大事なことは、初対面の相手のテンションとこちらのテンションを合わすこと。
ここを間違うと、ドン引きされてしまうことが結構あります。
テンションを間違うということは、どういうこと?
新天地でのスタート。誰もが、緊張しますし、気合いが入るのもわかります。
例えば、相手がローテンションの人に対して、すごい熱量でやる気を伝えても、冷めてみられることがあります。
逆に、すごいハイテンションな熱い人に、こちらがローテンションで接したら、やる気ないんじゃないかと、これもまたがっかりされることもあります。
人は、おそらく自分に無いものをもってる人には、憧れる部分も多少はあると思うのですが、それより大きいのは、嫉妬、妬みの部分だと思います。だから、自分のテンションと違う人には、ドン引いてしまうんでしょう。
コミュニケーションに大事なことは、「共感」だと、色んなところで書いてますが、それは、会話などの言葉の前に相手とのテンションを合わせる。いわば、「テンションの共感」をまず行うことです。
まずは、初対面の相手のテンションを確かめること。そして、同じチームで仕事をする人なら、事前に、周りからその人のテンションがどんな人かなどの情報を入手しておくことです。
「ですよね……」
初対面だと、ほとんどの人が相手から嫌われたくないと、相手の意見に同調する傾向があります。
例えば、初対面の相手が「これは○○だと思うんだよね」と言うことに対して、「ですよね。」とすぐ同調するみたいに。
「よいしょ! 」して相手の気分をよくしたいのはわかりますが、やたら気に入られようと同調すると、ある意味、「自分の意見がない」と相手からドン引かれることがあります。
だからと言って、真っ向から反対意見を言うのも違いますよね(苦笑)。そんな時は、こう言いましょう。
「その考えも確かにありますね。でも、私は、○○だと思います」
こう切り返せば、協調性もありつつ、ちゃんとした自分の意見をもってる人だと思われます。
どうしても、初対面の人に対しては、なかなか自分の意見が言えないものですが、ただただ同調する人にはならないようにしてくださいね。
>>お助けコンシェルジュ「TETUYA」が人間関係の悩みを解決
イラスト/古荘風穂