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腸内細菌は胃にも関係する? 医師に聞く、胃弱の治療方法あれこれ

2019/04/05 20:30 投稿

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巣鴨駅前胃腸内科クリニックで、日本初の胃弱外来が開設されました。胃の不快感は、日々の生活の質にかかわってきます。また、大きな病気が隠れている心配も。

気になる胃弱や、専門外来で行われている診察や治療とはどんなものでしょうか? 院長を務める神谷 雄介先生にさまざまな質問をぶつけてみました。

Q5. 胃弱の治療法にはどんなものがありますか?

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機能性ディスペプシアは、ストレスや不安感、睡眠不足、高脂肪食が症状を悪化させるというデータがあります。そのような生活習慣が要因となっている場合には、食事内容を変える、睡眠時間を増やすなど、ひとつひとつ見直ししていきます。

また、ストレスなど心因性の場合には、心療内科の先生と連携するケースもあります。

薬物療法も併用していきます。胃の痛みが強い人には、粘膜保護剤や胃酸過多を抑える薬の処方。そして張りが強い人には、胃の運動機能を改善させて症状をとる薬の処方がおもな治療法になります。胃腸のはたらきをよくする漢方を使うこともありますね。

逆流性食道炎の場合も同じように、食事などの生活改善と薬物療法が主な治療法です。

胃弱とプロバイオティクスとの関係ですが、いま腸内細菌が注目されていますね。酸が強い胃にも、胃内細菌がいることがわかっています。そして機能性ディスペプシアの症状がある人は、その胃内細菌のバランスが乱れていること多いと言われているのです。

数ある乳酸菌のなかでも、「LG21乳酸菌」が胃内細菌のバランスを取り、機能性ディスペプシアの症状を改善させたというケースがありました。日常的にも取り入れやすいヨーグルトなどで、生活習慣の改善と併せて食べてみては? とおすすめしています。

神谷雄介(かみや ゆうすけ)先生
巣鴨駅前胃腸内科クリニック院長。国立佐賀大学医学部卒業。板橋中央総合病院にて内視鏡的胆管膵管造影を大井至先生に師事。その後、卓秀会平塚胃腸病院にて胃腸疾患と内視鏡検査・治療に従事。年間3000件弱の内視鏡検査、早期がんの治療・内視鏡手術を施行。2016年4月に巣鴨駅前胃腸内科クリニック開業。内視鏡検査や胃腸症状専門外来、がんの予防・早期発見に力を入れ診察を行っている。理想の医師の姿は「患者さんの相談役のような形でずっと傍に寄り添う主治医」。

[巣鴨駅前胃腸内科クリニック]

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