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心理学者が教える離婚のサイン5つ。離婚を決めたらやることは?

2019/03/27 22:00 投稿

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離婚を考えること、イコール、失敗や諦めと感じる人も多いかもしれません。

それは本当に簡単な決断ではありません。子どもや経済的な問題が絡む場合は、特にそうです。しかし、一緒にいるのがハッピーでないなら、離婚が頭をかすめるのは自然なこと。

「夫婦関係を終わらせる決断をしてしまう前に、少なくとも3か月カウンセリングを受けることをおすすめします」と、カップルカウンセラーのサマンサ・バーンズさんは話します。

でも、カップルによっては、カウンセリングをもってしても離婚を防げないこともあります。いくつかの破たんしてしまう要因とグレーゾーンの要因があるのです。前回に引き続き、「結婚を永遠に終わらせる潮時であるかも」と示すサインをご紹介します。

「これって、離婚の潮時かも」と重く受け止めたいサイン5つ(前編)は、こちらの記事で。

1. 親密さがなくなった

肉体的、感情的に親密でいることは、コミュニケーションと同じように、時間の経過、そして専門家の助けを借りることで改善することは可能です。しかし、すでに専門的なサポートを受けていて、依然として問題が残っているならば、離婚を考える原因になるでしょう。

親密であることは大事」と、カリフォルニア州ミルバレーの臨床心理学者、博士のメラニー・グリーンバーグさん。ただし、本当に重要なのは親密さが足りなくなってしまった理由の方だと指摘します。

たとえば、パートナーが肉体的に親密でいられなくなったのは、医学的問題を抱えているからかもしれません。そうであるならば、ほかの方法を模索することもできます。

しかし、パートナーに問題がないにもかかわらず、どうしても拒むなら、結婚生活が危険水域にあるサインかもしれません。

2. パートナーに問題解決の意思がない

夫婦間の問題を解決したい場合は、夫婦両者の参加が必要です。

「一方だけが参加しても解決は無理。一方が取り組みたいと思えず、もう一方が取り組むことができない。それは関係がうまくいかない明確なサインとなります。努力していくには、お互いが同じように修復したいと考えている必要があります」と、心理学者で、博士のジェニス・ヴィルハウワーさんは話します。

「パートナーがセラピーを受けようとしている場合は、カップルとしてどうしていくか具体的な指標を設定します。問題点を明確な言葉で説明できるようにすることで、進捗を測っていくことができるのです」と、認定臨床心理学者で心理学博士のブランディ・イングラーさん。

たとえば、あなたとパートナーの親密さについての「ルール」を設定した場合、週または月ごとにチェックすることで、その考え方に沿っているか簡単に記録できます。

「離婚についてエビデンスに基づいた決定をくだせるのでこれはいいと思いますね。それぞれのパートナーは、時間の経過とともに何が起こったのか、起きなかったのかを明確に知ることができます」

3. パートナーがあなたに敬意がない(もしくはその反対)

パートナーがあなたを尊敬していない、もしくはあなたがパートナーを尊敬できないと感じているなら、結婚生活が健全なのかを考えるときかもしれません。

何がうれしくて、人生をけなされたり、軽蔑されたりされないといけないのか。とくに人生をこうしたいという基準があなたにあるならなおさらです」(グリーンバーグさん)

でも、軽蔑が離婚につながらないケースもいくつかあります。

「たとえば、パートナーがメンタルの疾患に苦しんでいるとき。もがいているときに、あなたをけなすときがあっても、パートナーが助けを求め、症状もよくなっているなら、ふたりは解決に向けて努力していけるはず」とグリーンバーグさんは説明します。

反対に、あなたがパートナーを尊敬していない場合には、結婚をうまく続けていくことは難しいかもしれません。

「もしパートナーを尊敬できなければ、真剣に結婚生活を続けたいと感じないはず」(ヴィルハウワーさん)

4. パートナーを信頼できない

信頼とはあらゆる関係の中心になるもの。だから片一方がもう一方に対してその信頼を失っている場合、離婚するときが来たというサインかもしれません。

しかし本来、信頼とは修復可能なもの。ただし時間がかかり、信頼を破ってしまった側が修復していこうと約束しなければなりません。

「ある程度の反省が必要。パートナーにショックを与えることをしてしまったという反省です」と、グリーンバーグさんは話します。

パートナーが説明責任を果たさない、もしくは信頼修復を拒む場合は、結婚生活にもはや見切りをつけるべきサインになってきます。

「あなたが拒んだり、パートナーを攻撃したり、どんなものであれ説明責任や問題への責任から逃げたりする場合、極端な話、パートナーの感情を何とも思わないと伝えているのと同じ。時間とともに互いの関係から信頼、安全、機密性、確実性などが失われていくでしょう」(トロント大学関係心理学教授、博士のマリアナ・ボカロワさん)

5. 子どもがあなたの離婚を望んでいる

不幸な夫婦が、本当によく言うセリフがこれ。「私たちは子どものために離婚しません」。でも、悲惨な結婚生活を続けることは実際、子どもにとっても有害なのです。

「研究によると、幸せな親が2人いることが、子どもにとってはベスト。でも、単に結婚している親が2人いる必要はありません。両親がハッピーでないならば、子どもにとって重要ではありません。家庭に緊張感をもたらし、成長するにつれて問題になってきます」

ですから、子どものためにと考えて一緒にいる場合、とりわけ子どもたちは離婚を望んでいるのであれば、別れることを考えるはっきりしたサインになるのです。

離婚を決断した場合はどうするべき?

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ステップ1:カップルカウンセラーに会う

「離婚を決断した場合は、数回以上のカップルセラピーを続けることの検討を。そのことで平和に別れられます。しかも、最終決断の前にできることは全部やったという心の平穏も得ることができます」と、バーンズさんはすすめます。

ステップ2:調停してくれるところとアポイントを取る

ベストと思える、調停してくれるところとアポイントを取ります。調停を引き受けた方はさまざまな方針を提案してくれるはずです」と、バーンズさん。

ステップ3:離婚の要件を詳しく調べる

離婚するために必要な条件について確認する必要があります。

ステップ4:専門的な支援を受ける

離婚を考える上で重要なのは、時間をかけ、関係に問題が生じたらすぐに専門家の助けを求めること。

「関係続行か、別離か、何がお互いの未来にとってベストなのか、考える時間をしっかりと取って、準備ができた時点で離婚を決断することが重要」とボカロワさんは強調します。

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コメント

日本とは文化風習価値観の違うところの心理学者の意見は日本で参考になるんだろうか

No.1 67ヶ月前
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