これまで運動を継続できたためしがないという方は、運動に関する小さな習慣を試してみるべきです。(中略)小さな習慣のほとんどは、数分、数時間ではなく、数秒しかかかりません。
(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』241・242ページより引用)
ガイズ氏のメソッドの根幹をなす「小さな習慣」。運動に関しては、フィットネスを楽しく、いつでもできるものにするために、こんなアイデアの数々が紹介されています。
腕立て伏せ1回 腹筋1回 30秒足踏みをする 1曲分踊る 階段を1階分上がって下りる ジム用の服を着る(冗談ではありません) ジム用の服を着て、腕立て伏せを1回する(ほかの運動でも可) 運動ビデオの再生ボタンを押す(あるいは運動ビデオを30秒見る) 2時間おきに立って仕事をする、あるいは1時間おきに立ち上がって代謝を目覚めさせるなど
ガイズ氏が「小さな習慣」のすべてを小さなサイズにしているのは、ルールにコントロールされていると感じないためです。おそらく腕立て伏せを1回して、1回で終わらせる人は少ないことでしょう。そこに“おまけ”をどれだけ加えてもかまわないという柔軟性が、自分の意思で行動しているという感覚をぐんと高めてくれるとガイズ氏は語ります。
『小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)
9万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。
スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール
2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。