本連載では、ガイズ氏が語る「減量を持続させる小さな習慣」を、30日間にわたってご紹介していきます。 image via Shutterstock 肥満の黒人女性に関する研究で、彼女たちは減量ではなくいまの体重を維持することを目指すときのほうが、減量に成功していることがわかりました。
(スティーヴン・ガイズ著『小さなダイエットの習慣』165ページより引用)
ダイエットをするとき、「いまの体重の維持」を目標にする人はまずいないでしょう。しかし「体重を減らす」ことを目指すと、実際よりもっと努力しなければならないと考えてしまうと、ガイズ氏はいいます。
計画より「遅れて」いると思わせ、本当は遅れてなどいないのに、もっと努力が必要だというプレッシャーを感じます。それが「食べる量を減らさなければ」という焦りを生み、リバウンドを招く不健康なダイエットにつながってしまいます。
逆に「いまの体重の維持」を目標にすれば、多くの人は「何を食べるか」と、「食べ過ぎないこと」に集中することができます。焦りや罪悪感を抱くことなく、より効率的に減量することができるのです。
『小さなダイエットの習慣』(ダイヤモンド社刊)
9万部を突破したベストセラー『小さな習慣』の著者スティーヴン・ガイズによる、待望の第二弾。従来のダイエット本とは一線を画す、「太らないための思考を作り、太りにくいライフスタイルを習慣化」するための一冊です。ガイズ氏が実体験からつかんだ“小さすぎて失敗のしようがない”ダイエットの習慣を、1日ひとつお届けします。
スティーヴン・ガイズ/著者プロフィール
2004年より自己成長ストラテジーの調査と執筆を行っている。2011年にブログ「ディープ・イグジスタンス」を立ち上げ、ホワイト・ダウ・ブックスによって2012年の自己啓発ブログ第1位に選ばれた。「ライフハッカー」「マインド・ボディ・グリーン」「タイニー・ブッタ」「ビッグ・ザ・ブレイン」などの人気メディアに寄稿している。