「ブレインフォグ」というのは、医学的な病名ではありませんが、医師が相談を受けるよくある症状のひとつです。
忘れっぽい、思考が遅い、「出かかってるのに思い出せない」感じ、集中できない、といった状態になります。
ジョージア州アトランタにあるエモリー大学脳健康センターの神経科教授で博士のフェリシア・ゴールドスタインさんは、「誰にでもあることです」と説明します。
ブレインフォグはたいていの場合、それほど気にする必要はありませんが、いつも頭がハッキリしないとしたら、普通の症状とは異なる何かのサインかもしれません。例えば、甲状腺の障害、脳卒中、貧血、糖尿病、うつ病、アルツハイマー病などです。
今回は、ブレインフォグの原因や、医師の考える予防や解決方法をご紹介します。読んでみて、それでも症状が続くようなら、主治医に相談を。
ブレインフォグのよくある原因
image via shutterstock ストレス 睡眠不足 閉経か妊娠によるホルモンの変化 不健康な食事 ビタミンB12不足 服用している薬 病気(うつ病、糖尿病、シェーングレン症候群、片頭痛、甲状腺の問題など) 脱水症 がんの化学療法ブレインフォグで医師の診察を受ける方がよいのは?
image via shutterstock突然、ブレインフォグに襲われた、ブレインフォグがいつもよりひどい、日常生活に支障が出ているといった場合は、医師に相談します。
糖尿病、ホルモンのアンバランス、栄養不足を原因から除外するために、血液検査を行うこともあるでしょう。
服用している薬のせいと考えられるなら、用量の調整や別の薬の処方などの対処が必要になる可能性もあります。
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訳/STELLA MEDIX Ltd.