でも、目標を立てることが好きな人もそうでない人も、目標を持つことが大切なこと自体には賛成するのではないでしょうか。一年のはじまりは、続けられる変化をスタートするにはもってこいのタイミングです。
「一年のこの時期は、健康に関して、去年なにがうまくいったかふりかえり、今年はなにを改善したいか考えるにはよいタイミング」と話すのは栄養学の専門機関、ナショナル・アカデミー・オブ・ニュートリション・アンド・ダイエテティクスのスポークスパーソンで栄養士のアンジェラ・ジンメドウさん。
image via shutterstockジンメドウさんは、これは、新しいダイエットをはじめることではなく、ライフスタイルを見直すことだと言います。同じくナショナル・アカデミー・オブ・ニュートリション・アンド・ダイエテティクスのクリスティ・キングさんも「変化のための小さなステップが、一生続くものになることを忘れないで」とつけ加えます。
それでは、管理栄養士にどうやって目標を立てて、それを守っているのか、うまくいくための6つのコツを教えてもらいました。
01. 書き出してみる
鉛筆と紙を用意して、「目標と、なにを食べているかを書き出して。食事記録は実際なにを食べているかを気づかせてくれる」とキングさん。
科学的にも書き出すことには効果があると証明されています。予防医学の専門誌『American Journal of Preventive Medicine』によると、継続的に食事日記をつけることで、体重を減らすことができるそうです。研究では参加者のうち、食事日記をつけた人はつけなかった人に比べて体重の減りが2倍多いという結果が出ています。
02. アクションに落とせる目標にする
目標は小さく分けることだとジンメドウさんは話します。ジンメドウさんは、自身のクライアントとは次に会うときまでに実行できるようなゴールを設定すること、ゴールを長期的な目標と短期的な目標に小さく分けること、それからアクションステップに落とし込む、ということをやっているそう。
1年間で達成したい目標を設定して、それを4週間〜3ヶ月で達成したい目標を決めたうえで、小さな、毎日できるステップに分けていくとよいでしょう。
03. 友人の手をかりる
まわりの友人の助けを借りましょう。「新年の目標を一緒に達成できるような仲間を見つけて」とジンメドウさんはアドバイスしてくれます。
一緒に頑張れる仲間は、たとえそれがSNS上だけのものでも大きな意味があります。ジンメドウさんの場合は、自分の姉妹だそう。
カリフォルニアのドミニカン大学によると目標を書き出して、毎週の進捗を友人に送った人のうち70パーセントは目標を達成したそうです。
04. 小さな一歩からはじめる
目標に向けて、一歩ずつ進みましょう。「たとえば、野菜やフルーツを食べる量を増やす、ということが目標ならまずは食事にフルーツか野菜を一品加えてみて。そしてそれが達成できたら。次はおやつに野菜かフルーツを食べるように」とキング氏。
多くの人は設定目標が高すぎるとのこと。食品群は一切食べない、3ヶ月で数十キロやせる、というようなドラスティックな目標を立てるのはやめて、実際にできる小さなことを見つけましょう。
05. 毎月、進捗チェックの日をつくる
カレンダーにアラームを設定してみましょう。キングさんは「毎月のはじめに、目標を達成するために『なにをしたか』を振り返っています。つまり、月のはじめは請求書の処理と自分をチェックするタイミング」と話します。
たとえば携帯電話かgoogleカレンダーに、毎日か毎月(あるいは両方)進捗をチェックできるようにアラームをセットしておくとよいでしょう。
06. もし失敗しても、それは世界の終わりではありません
実際、そんなに大したことではありません。
「たとえば、もしあなたが馬から落ちたとしても、それは絶望的なことではなく、ただ馬に乗り直せばいいのです」とキングさんは言います。
あなたの目標を見つめ直し、またがんばり続ければいいだけなのです。
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Maggie Finn Ryan/6 Ways Nutritionists Actually Stick To Their New Year’s Resolutions
訳/STELLA MEDIX Ltd.