では、食習慣によって「代謝」を上げることはできるのでしょうか? 管理栄養士の柴田真希先生に取材した内容を3回に分けてお届けします。
食事で代謝アップを狙うには?
スーパーフードや雑穀、発酵食に詳しく、腸によいレシピの開発なども手がける柴田先生。ご自身も以前は代謝の悪さに悩んでいたと話してくれました。
「35歳を過ぎると代謝が落ちるといいますが、私は20代の方が代謝が悪かったです。 ダイエットを気にして食事をし、運動もしているのに体重が増えて、ストレスを感じていました」(柴田先生)
そんな柴田先生の体質が変わったと感じたのは、食習慣を改めて「代謝によい食べ物」を選ぶようにしたことがきっかけ。
現在も半年前に出産されたとは思えないほどスリムで、ウエストは2か月で元のサイズに戻ったそう。
「代謝を上げる食習慣を知れば、太りにくくなりますし、ノーファンデでも大丈夫なくらい肌や髪のツヤもよくなります。何より大切なのは、太るというストレスを感じないで食事が楽しめることです」(柴田先生)
こんな女性は「代謝」が落ちている
柴田先生によると、代謝が落ちているのに気づかない女性がとても多いとのこと。下記のリストに当てはまる項目が多い人は要注意です。
冷え性である(手足が常に冷たい) 便秘がち むくみやすい 頭痛や肩こりがひどい 疲れやすい 太りやすい クマができやすい 顔色が悪い、くすみが気になる 朝食を食べない(食べないことが多い)「代謝が悪い人は体温が低いことが多く、血液や水分の巡りも悪いため、それが肌や体の不調につながります。とくに朝食はエネルギー補給だけでなく、体温を上げる役割もあるので代謝アップには必須です」(柴田先生)
管理栄養士の柴田真希先生が教える「代謝と食事の関係」。第2回では意識してとりたい栄養素や食材についてご紹介します。
柴田真希(しばた・まき)先生
株式会社エミッシュ代表取締役。Love Table Labo.代表。1981年、東京生まれ。27年間悩み続けた便秘を3日で改善した自身の体験とともに「雑穀」や「米食の素晴らしさ」を広めるべく、雑穀のブランド「美穀小町」を立ち上げる。料理コーナーの番組出演をはじめ、各種出版・ウェブ媒体にレシピ・コラムを掲載する他、食品メーカーや飲食店のメニュー開発・プロデュースなどを手がける。『簡単! 美腸レシピ』(エイムック)など著書多数。
取材・文/田邉愛理、企画・構成/寺田佳織(マイロハス編集部)、image via shutterstock
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