おからが体によいのは何となくわかりますが、おからパウダーにはどんな栄養があり、どんな健康・美容効果をもたらしてくれるのでしょうか?
おからパウダーの健康・美容効果は?
おからパウダーの健康効果、美容効果について管理栄養士の栗山明子さんにお話をうかがいました。
「おからは低糖質な上、中性脂肪やコレステロールを減らすオメガ3系脂肪酸や女性ホルモンの働きを整える大豆イソフラボンなど、女性にとって必要な栄養素がたくさん詰まっています」
栄養たっぷりなおからパウダー
具体的には以下の栄養素が含まれていると言います。
BCAA……分岐鎖アミノ酸。脂肪や糖質の燃焼効果。 食物繊維……おからパウダーの約半分が食物繊維。レタスの50倍、ごぼうの10倍などかなり豊富。ダイエット効果もサポート。 たんぱく質……良質なたんぱく質。満腹感、食べ過ぎ防止、代謝アップをサポート。木綿豆腐の3倍、豆乳の6倍と豊富に含まれている。 カルシウム……骨粗しょう症の予防。歯や骨の強化。安眠効果、イライラを抑える効果も。豆乳の5倍以上のカルシウムを含む。 大豆イソフラボン……更年期障害、ホルモンバランスの崩れによる精神不安の解消も期待できる。 ビタミン、ミネラル……ビタミンB1、B2、E、グルタミン酸などのビタミンやミネラルで美肌効果。ビタミンEの抗酸化作用で体や肌の老化防止、血管、血流、内臓を若々しく保つサポートをする。栗山さんいわく、「おからパウダーは生のおからに比べて日持ちもします。手軽に摂取できるおすすめの食材」とのこと。いいことづくしのおからパウダー。これはぜひ食べたくなります。
おからパウダーを使ったレシピ3選
おからパウダーが体によいのはわかりましたが、どう使えばいいのでしょう? インスタグラムで見つけた、おからパウダーを使ったレシピ3つをご紹介します。
かぼちゃのライスコロッケ
<材料> (4個分)
ごはん お茶碗1杯 かぼちゃ 300g チーズ お好みの量 コンソメ 小さじ1 塩胡椒 適量 小麦粉 適量 卵 適量 おからパウダー 適量<作り方>
かぼちゃの種を取り、ラップに包んでやわらかくなるまでレンジで温める。 冷めたら皮をむき、かぼちゃをマッシュする。 2にごはん、塩胡椒、コンソメを入れ、全体が混ざるまでしっかり混ぜる。 3を4等分にする。 ラップを敷き、4をのせて真ん中にチーズを入れて丸くにぎる。 小麦粉、卵、おからパウダーの順で衣をつける。 かぼちゃの形にする場合は箸で筋をつける。 キツネ色になるまで油で揚げて完成。「パン粉の代わりにおからパウダーを使うだけなので簡単! ヘルシーになりますよ」(ru.ru_rumiさん)
若鶏のすだちブラックペッパー炒め
<材料>(2人分)
鶏肉(ひと口大) 200g 玉ねぎ(くし切り) 1個 冷凍とうもろこし 20g すだち 1個 酒 大さじ1 塩麹 大さじ2 ブラックペッパー 適量 おからパウダー 5g<作り方>
カットした野菜、鶏肉、酒、すだち果汁、塩麹を鍋に入れ、蒸し煮にする。 火が通ったら冷凍コーンを入れ、ブラックペッパーで味を整える。 最後におからパウダーを入れ、軽く炒めて完成。「ブラックペッパーのスパイシーさと、すだちの酸味が絡んでとてもおいしいです」(emirian53さん)
最高に簡単! 「かけるだけ」ヨーグルト
<材料>
ヨーグルト 適量 おからパウダー 適量<作り方>
おからパウダーをヨーグルトにかけるだけで完成!
「いろいろ試した結果、おからパウダーはヨーグルトにかけるかスムージーに混ぜて飲むのが一番食べやすい。少し粉っぽいのでティースプーン2杯くらいがおすすめです」(naomeifoodさん)
3人のレシピを見ていると、あえておからパウダー用に調理方法を変えるわけではなく、いつもの調理を少し変えるだけでよさそうです。
おからパウダーで手軽に栄養を摂りませんか?