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リバウンドを防いで小顔効果も。ファスティングを成功させる食材とは

2018/12/06 20:30 投稿

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「リバウンド」をいかに避けるかは、ファスティング成功の必須の課題。じつは、ある食材を用いることでリバウンドが防げるだけでなく、小顔効果まで期待できるのだとか。

順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科の鈴木良雄先任准教授の研究結果から、リバウンドを防ぐファスティングのコツをご紹介します。

ファスティングでリバウンドするのはなぜ?

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短期間でできるダイエットとして認知度が高まってきたファスティング(断食)。しかし鈴木先生によると、若い女性のファスティングはリバウンドが起こりやすいといいます。

たんぱく質の摂取不足から、筋肉量の減少と代謝の低下を招くことが原因。筋肉が減ると基礎代謝が減り、脂肪が燃えにくい体になることから、リバウンドの可能性が高くなり、体調不良をきたすこともあります」(鈴木先生)

そこで鈴木先生が考えたのが、高たんぱく質の「グリークヨーグルト(ギリシャヨーグルト)」を使ったファスティングです。

「グリークヨーグルト」を使うメリット3つ

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鈴木先生らの研究グループが行ったのは、24名の健康な女性を対象に、主にグリークヨーグルトを摂取する「高たんぱく質群」、主に野菜・果物スムージーを摂取する「対照群」にわけて、4日間のファスティングを実施するというもの。その結果、下記のような結果が出たといいます。

「高たんぱく質群」は筋肉の減少は少なく、脂肪の減少は多かった:ファスティングによる筋肉量の減少は「高たんぱく質群」が2.6%だったのに対し、対照群は4.8%と約2倍も多くなった。その一方で脂肪量は「高たんぱく質群」のほうが有意に減少した。 「高たんぱく質群」は体脂肪が燃えやすくなった:血液検査で遊離脂肪酸(NEFA)とケトン体の数値を解析したところ、「高たんぱく質群」では体脂肪が燃えやすくなる傾向が確認された。 「高たんぱく質群」は頭部が小さくなった:ファスティング前後を比べると、「高たんぱく質群」では頭部の脂肪量、 脂肪率が有意に減少。しかし「対照群」では脂肪量・脂肪率の変化は有意ではなかった。

ダイエットパワーの増強と、小顔効果に期待

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グリークヨーグルトに含まれるたんぱく質は、通常のヨーグルトの約3倍。筋肉の減少を抑えるというのは納得ですが、体脂肪が燃えやすくなったり、小顔効果まであるというのは意外な結果です。

「グリークヨーグルトで高たんぱく質の食事をとった群では、筋タンパクの分解よりも脂肪の燃焼が進んだことでダイエット効果が高まっている可能性が示唆されます。

体重の減少率だけ見ると、対照群と高たんぱく質群に有意差はありませんでした。しかし、体組成を含めて考えると、高たんぱく質のグリークヨーグルトを取り入れながらのダイエットで、筋肉を落とさずに脂肪が燃えたことがわかりました」(鈴木先生)

筋肉を維持することがダイエットのコツ

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通常のファスティングでは、エネルギー源をおかゆなどの炭水化物に頼りがち。しかし、たんぱく質を豊富に含むグリークヨーグルトと、軽い運動を併用することで、より高いダイエット効果が期待できると鈴木先生はいいます。

筋肉を維持しながらダイエットすることにより、リバウンドや体調不良を防ぐグリークヨーグルト・ファスティング。ダイエットの効率を高め、かつダイエット効果を持続できる優れた方法といえそうです。

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鈴木良雄先生
順天堂大学大学院 スポーツ健康科学研究科、スポーツ栄養・生化学研究室 先任准教授。1985年東京大学農学部卒業。大阪大学医学部などを経て、2011年より現職。人間栄養学、スポーツ栄養、機能性食品が専門。短期急速体重減少プログラムなどを研究している。

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