若い頃はあまり興味のなかった和の文化や歴史ですが、年々心魅かれるようになっています。
しかも、実際に日本文化の美しさに触れる機会は、探してみると意外と多く見つかります。江戸・東京400年の歴史と文化を展示する、江戸東京博物館もそんなスポットのひとつ。こちらでは、この春は開館20周年を迎え、様々な記念イベントが開催されています!
3月31日までの期間中、芸術作品からタイムスリップ気分が味わえるものまで、江戸の歴史や伝統文化に触れるイベントが盛りだくさん! そんなイベントや展示の中でも気になったイベントがこちら。
まずは、開館20周年記念特集展示「全部見せます北斎富獄三十六景」。こちらは、江戸の浮世絵師葛飾北斎の代表作、「冨嶽三十六景」の全46作品すべてを展示した貴重なイベント! 日本人なら誰もが知っている北斎の浮世絵。この機会に"本物"に触れてみたいと思います。
そして、ぜひ観てみたいのが小津安二郎監督作品の「生まれてはみたけれど」という昭和の名作の上映です。かつて無声映画の時代の映画館では、楽隊の生演奏とともに、弁士が台詞を語って観客を魅了していたそうで、今回の上映も無声映画で弁士・演奏付きで上映されます。生の演奏や弁士でモノクロ映画を観るなんて、迫力がありそう! 粋な演出をぜひ体感してみたいです。
どれも楽しそうで、お花見ついでに立ち寄ってみたくなるイベントばかり。日本人に生まれて良かったな〜と強く実感できそうです。
◎開館20周年記念特集展示「全部見せます北斎富獄三十六景」
開催期間:〜3月31日
会場:常設展示室5階 第2企画展示室観覧料
観覧料:常設展観覧料でご覧になれます。
◎昭和の名作映画復活上映「生まれてはみたけれど」(1932年 小津安二郎監督 斎藤達雄、吉川満子、他)
日時:3月26日(火)18:00~
会場:東京都江戸東京博物館 1階 ホール
観覧料:全席自由席 大人 1,000円・小人 500円(高校生以下)
チケットはこちら>>
※無声映画。弁士・伴奏付きで上演します。
[東京江戸博物館]
住所:交通JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分または、都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A4出口 徒歩1分
TEL:03-3626-9974
営業時間:9時30分~17時30分 (土曜日は9時30分~19時30分)※入館は閉館の30分前までMAP>>
photo by Thinkstock/Getty Images
(若松真美)