A.ウソ。
まだわかっていない何らかの理由から、フィンランドは1型糖尿病の発生率が世界で最も高い。だがこの2003年の研究では、幼年期にビタミンDのサプリメントを摂取していた子どもは、のちに1型糖尿病と診断される確率が90%も低かったのだ。
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より
正解はアメリカではなくフィンランド。1型糖尿病は、自分の体内でインスリンを作ることができなくなるという、主に自己免疫の暴走によって起きる難病です。2型と違って生活習慣病ではなく、小児期に起きることが多いとされています。
フィンランドで1型糖尿病の発生率が高いのは、日照量の少なさによるビタミンD不足が関係しているようです。対策としてチョプラ教授が紹介しているのが、ビタミンDをサプリメントで摂取する方法。ハーバード大学公衆衛生大学院による2013年の研究でも、青年期に適正なビタミンD濃度を維持することにより、成人発症型糖尿病のリスクを最大で50%低減できる可能性があることが示されています。
糖尿病にならないために
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)
医師が断言する「究極の飲み物」コーヒーについて、ビタミンDの新しいポテンシャル、運動による知られざるメリット、スーパーフードとしておなじみの「ナッツ」が本当にすごい理由、脳だけではなくカラダにも影響を与える「瞑想」の力など6つのカテゴリーにて、本当に正しい健康の知識について触れています。膨大なデータベースを元に導き出したからこそ信頼できるトピックが満載です。