A.ウソ。
心臓疾患の主な原因のひとつに高血圧があるが、糖尿病・内分泌学の専門誌『ランセット・ダイアビーティス・アンド・エンドクリノロジ―』の電子版に掲載された2014年の研究で、低いビタミンD濃度が高血圧に直接関連していることが示された。実際ほかの研究でも、減塩よりもビタミンDを補充するほうが、血圧を下げる効果が大きいことが示されている。
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より
血圧を下げる方法といえば「減塩」だと思っていましたが、ビタミンDを補充するほうが効果的だとは意外です。
ビタミンD濃度と高血圧の関係を研究しているオーストリア大学教授のエリナ・ヒッポネンも、「抗高血圧薬のコストや副作用を考えると、ビタミンDによって血圧を下げ、高血圧のリスクを軽減できる可能性はとても魅力的だ」と述べているそう。
体内のビタミンD濃度は日光に当たるだけで高めることができるのですから、そのコストパフォーマンスたるや言わずもがなです。
塩分控えめな生活を
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)
医師が断言する「究極の飲み物」コーヒーについて、ビタミンDの新しいポテンシャル、運動による知られざるメリット、スーパーフードとしておなじみの「ナッツ」が本当にすごい理由、脳だけではなくカラダにも影響を与える「瞑想」の力など6つのカテゴリーにて、本当に正しい健康の知識について触れています。膨大なデータベースを元に導き出したからこそ信頼できるトピックが満載です。