A.ウソ。
ソウル大学医学部で行われ、2013年に産婦人科の専門誌『アメリカン・ジャーナル・オブ・ステトリックス・アンド・ジャイネコロジー』に掲載された韓国の小規模な研究は、妊娠性糖尿病と診断された妊婦の85%が血中ビタミンD濃度が低かったことを示して先行研究を裏づけるとともに、欠乏が低出生体重や骨粗鬆症の発症などの問題を招きかねないことを示唆した。
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より
妊娠中に必要なビタミンといえば、つわりを和らげるとされるビタミンB6など、ビタミンB群を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、チョプラ教授はビタミンD不足に陥らないようにと警鐘を鳴らします。
上記の研究に加え、ビタミンDが欠乏していた女性は、適切なレベルの女性に比べて、妊娠26週までに重度の子癪(しかん)前症になる確率が40%高かったという調査結果もあるそう(2013年、疫学分野の専門誌『エピデミオロジー』に掲載)。妊娠中も適度に日光に当たり、体内のビタミンD濃度を高めることが大切ですね。
『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)
医師が断言する「究極の飲み物」コーヒーについて、ビタミンDの新しいポテンシャル、運動による知られざるメリット、スーパーフードとしておなじみの「ナッツ」が本当にすごい理由、脳だけではなくカラダにも影響を与える「瞑想」の力など6つのカテゴリーにて、本当に正しい健康の知識について触れています。膨大なデータベースを元に導き出したからこそ信頼できるトピックが満載です。