ハーバードメディカルスクールのサンジブ・チョプラ教授による『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)から毎日ひとつずつ、健康の素朴な疑問をご紹介します。 image via Shutterstock

A.ウソ。

2007年に神経学の専門誌『ニューロバイオロジー・オブ・ラーニング・アンド・メモリー』に結論が掲載され、「激しい身体運動の直後は、ほかの2条件に比べて、単語を覚える速度が20%速かった。・・・・・・定期的な運動は認知機能を高め、加齢による認知機能低下リスクを低減させる」としている。

『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より

正解は「激しい運動の直後は、記憶力がアップする」です。

この実験は、ドイツのミュンスター大学神経内科の研究者が、健康な成人男性27人を対象に、運動と学習能力との関連性を調べたもの。参加者は「高負荷ワークアウトの直後」、「低負荷ワークアウトの直後」、「休憩の直後」に単語を暗記させられました。その結果、激しく運動した後は暗記が20%スピードアップしたのです。

また、カリフォルニア州のソーク研究所とコロンビア大学医療センターのチームは、11人の参加者を対象に調査を行い、有酸素運動が、記憶をつかさどる脳内の部位への血流をつねに増加させたことを確認しています。チョプラ教授が言うように、「運動すると頭がよくなる」ことは、どうやら確実であるようです。

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ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)

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