毎日のデスクワークで腰痛に悩まされることが多い今日この頃。できるだけ痛み止めは飲みたくないと思って調べてみたところ、腰痛に効くヨガポーズがあるのだとか!
ワシントン大学の研究では、ヨガや柔軟のクラスを取っている人は、取っていない人に比べて腰痛の痛み止めを飲む量が2分の1という結果が出ています。
激しい痛みのある腰痛にはヨガは適しませんが、慢性的な腰痛や時々の軽い痛みの場合には、背中を伸ばし、ストレッチして筋肉を強め、背中を正しい角度に戻すヨガのポーズは腰痛に大変効果があるとのこと。
今回はデスクワークの方で悩みの多い「腰痛」に効く、3つのポーズをご紹介します。
ヨガ初心者でもできる! 腰痛に効く3つのポーズ
●トライアングルポーズ
このポーズは背中と足の力を鍛えるのに優れたポーズです。
お尻の外側の筋繊維をストレッチしながら、
胴体の側面に沿って筋肉を伸ばします。
(1)両足を合わせてまっすぐ立つ。
(2)左足を1mほど後ろへ下げ、足の方向は45度外向きに置く。
(3)胸を側面に向け、左手は地面、右手は天井に向けて体を開いてストレッチ。両手はまっすぐ伸ばす。
(4)5~10回呼吸をする間ポーズを続け、終わったら反対側も同じポーズをする。
(5)上のポーズを数回繰り返す。
●キャット&カウポーズ
腰の筋肉をほぐし、痛みを和らげるのに完璧なポーズです。キャットポーズとカウポーズを繰り返すことで、背骨をニュートラルな位置に戻し、筋肉をほぐして緊張を和らげます。
(1)床に両手と両膝をついて四つん這いのポーズになる。
(2)ゆっくりと背骨を持ち上げ背中をアーチ型にして、そのまま数秒キープ。これがキャットポーズ。
(3)次にゆっくりと背中を凹ませて、肩甲骨を押し上げ、頭を持ち上げます。これがカウポーズ。
(4)上の動作を数回繰り返す。
●チャイルドポーズ
休んでいるように見えるポーズですが、これも背中を伸ばすためのアクティブなストレッチポーズです。長い1日の疲れからたまったストレスを発散させるのにもとても優れています。
(1)四つん這いの状態から手をまっすぐ前に伸ばし、お尻の筋肉の上に座る。(かかとにお尻をつけない。)
(2)5~10回呼吸をする間この状態をキープする。
(3)気持ちよく伸びるまで数回繰り返す。
これまでいくつもの研究でストレッチや伸び、体の筋力をつける、古代からの治療方法が腰痛に効果があることが示されています。実際、背中の機能を高めるためには通常の治療よりもヨガの方が効果があるという研究結果も出ているほど。
長い1日でこり固まった体をヨガポーズでほぐし、筋力と柔軟性を身につけて薬に頼らない腰痛対策を心がけたいです!
[Everyday Health Media,7 Best Yoga Poses to Soothe Back Pain]
photo by Thinkstock/Getty Images
(佐々木ゆり)