「情熱を傾けられることをしたいけれど、それが何かわからない」。なんとも贅沢な悩みだと思います。
毎朝目が覚めて、窓を開けて外を見る。天気のいい日には心地よい風が頬を撫でてくれます。1日が始まり、今日やるべき仕事もある。そんな幸せなことがあるでしょうか。それでも「自分が思い切り夢中になれることを見つけたいのです」と言う人がいます。
幼い頃、自分の好きなことに夢中になっていたはずです。そんな純粋な心を思い出してみてください。成長するにつれて、私たちは情熱を傾けていたものを忘れてしまうのです。「それよりも大事なこと」があるように思い、それを優先することが大人になることだと思ってしまうのでしょう。
曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。
【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)
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