自分は何のために仕事をしているのだろう。そう自問自答したとき、お金を稼ぐためだという答えに辿り着く人が多いのではないでしょうか。
長い人生の中で仕事が占める割合はとても大きいものです。そんな大きな存在であるからこそ、仕事を単にお金を稼ぐためだけと思ってしまうのは、非常に寂しい発想のように思います。
今自分に与えられている役割を、しっかりとまっとうすることです。それは専業主婦の人も同じです。「キャリアを積むこと」=「お金を稼ぐこと」ではありません。
お給料は1か月もすれば消えてなくなります。しかし、必死になって自分の役割に向き合った時間は、自分の素晴らしい経験となって人生に積み重なっていくのです。
曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。
【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)
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